公開日:2012.11.01
- 医療・健康
インフルエンザに関するアンケート調査~昨シーズンに続いて2回目のアンケート
昨シーズン、インフルエンザに感染した人のうち約4割は「予防接種を受けた」と回答
調査対象
調査概要
調査名 | インフルエンザに関するアンケート調査 |
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対象者条件 | 全国の15歳~69歳男女 |
調査項目 | ・属性(性別、年代、居住地域、職業、未既婚、同居家族の有無) ・インフルエンザ罹患経験(単一回答) ・今シーズン インフルエンザワクチン接種状況 ・今シーズン インフルエンザワクチン接種費用負担について ・今シーズン 全額自己負担者のワクチン接種料金 ・昨シーズン インフルエンザワクチン接種状況 ・昨シーズン インフルエンザの罹患有無 ・昨シーズン 罹患者が感染したと思われる場所 ・ワクチン接種によるインフルエンザ発症予防と重症化予防の期待度 *すべて単一回答 *今シーズン:2012年秋~2013年春頃まで、昨シーズン:2011年秋~2012年春頃まで |
サンプルサイズ | 1800ss |
割付 | 【性別】 男性:50.1%、女性:49.9% 【年代】 10代:6.8%、20代:16.1%、30代:20.4%、40代:18.2%、50代:18.8%、60代:19.8% |
調査期間 | 2012年11月9日(金)~11月12日(月) |
調査方法 | インターネット調査(アスマークの自社モニター ) |
調査機関 | 株式会社アスマーク |
Q1.あなたは今までに、インフルエンザに罹(かか)ったことがありますか。(1つ選択)※医療機関を受診され、インフルエンザと診断された回数でお答えください。
Q2.あなたは、今シーズン(2012年-2013年)のインフルエンザの予防接種を受けましたか。また、受ける予定はありますか。(1つ選択)
■今シーズン インフルエンザワクチン接種状況 N=1800
今シーズン(2012年-2013年にかけて)の予防接種について聞いたところ、「今のところ受ける予定はない」という人が最も多く49.1%。「すでに受けた」人は9.2%で1割未満、「これから受ける予定である」は25.1%だった。アンケートを実施した11月上旬時点で接種済みの人はおよそ1割、これから受ける予定の人と合わせても全体の3人に1人程度となっている。前回2011年の調査では11月下旬にアンケートを行ったが、この時は接種済みの人が17.0%となっていた。これから受ける予定の人と合わせると35.4%で、今回の調査とほぼ同じ割合となる。
Q3.インフルエンザの予防接種の費用負担について、あてはまるものをお選びください。(1つ選択)
■今シーズン ワクチン接種の費用負担について n=600
すでに受けた、または受ける予定と回答した人に予防接種の費用について聞いた。48.5%の人が「全額自己負担」と回答、「一部自己負担(補助金制度などを利用)」は29.9%、「自己負担なし」は16.8%、「わからない」が4.7%となった。
SQ3.あなたが受けた(またはこれから受けようとしている)予防接種の費用は、おいくらですか。(1つ選択) ※2回受けられた方は1回あたりの費用
■今シーズン 全額自己負担者のワクチン接種料金 n=300
予防接種を全額自己負担で受けた(または受ける予定である)と回答した人に費用を聞いたところ、最も多かったのは「3000円~3999円」で46.3%、次が「2000円~2999円」で26.0%。前回調査と同様、1回につき3000円前後が平均的な費用と考えられる。
Q4.昨シーズン(2011年-2012年)についてお聞きします。あなたは、インフルエンザの予防接種を受けましたか。(1つ選択)
■昨シーズン インフルエンザワクチン接種状況 N=1800
今度は昨シーズン(2011年-2012年にかけて)の予防接種について聞いたところ、「受けた」という人は30.6%。「受けなかった」という人は67.9%で、前回調査と同様受けなかった人の方が多い結果に。
Q5.昨シーズン(2011年-2012年)、あなたはインフルエンザに罹(かか)りましたか。(1つ選択)
■昨シーズン インフルエンザの罹患有無 N=1800
予防接種を受けたかどうかに関わらず、昨シーズンにインフルエンザに罹ったかどうかを聞いたところ、「罹らなかった」という人が大多数で88.8%だった(前回調査は87.7%)。「罹った(医療機関で診断を受けた)」という人は6.9%で、1800人中125人。このうち約半数の66人は昨シーズンの予防接種を「受けた」と回答している。昨年の調査でも、前のシーズンで「インフルエンザに罹った(医療機関で診断を受けた)」と答えた人が1800人146人いた中で、そのうち62人(約4割)は予防接種を「受けた」と回答していた。
※ワクチンを接種してから身体に抗体ができるまでには一定期間を要するため(個人差あり)、それまでの間に感染するケースもある。
SQ5.インフルエンザに感染したと思われる場所はどこですか。複数思いあたる方は、最も可能性が高いと思う場所をお選びください。(1つ選択)
■昨シーズン罹患者 インフルエンザに感染したと思われる場所 n=125
最も多かったのは、前回調査と同じく「職場・学校」で40.8%。次に多いのは「自宅」で24.8%だった。前回実施した調査と比べると「自宅」と答えた人の割合がやや多い(前回は17.1%)。また、「電車やバスなど交通期間・通勤通学経路」は14.4%、「外出先」は5.6%となっており、「わからない」という人も14.4%いた。
Q6.ワクチン接種による、インフルエンザの「発症の予防」および「罹(かか)った場合の重症化の予防」について、それぞれどのくらい効果が期待できると思いますか。(1つずつ選択)
■ワクチン接種によるインフルエンザの発症予防・重症化予防の期待度 N=1800
ワクチンの接種状況に関係なくすべての人に、どれくらい予防効果が期待できると思うか聞いてみた。発症の予防については69.2%、罹(かか)った場合の重症化の予防については71.1%と、それぞれ約7割の人が「期待できる」と回答した。(大いに期待できる、期待できる、少し期待できるの合計。)前回の調査と比較してみると、発症の予防が-2.5%、重症化の予防が-2.3%と、わずかだがいずれも低くなっている。
調査結果の引用・転載について
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■これまでのインフルエンザ罹患経験 N=1800
49.1%の人が「ある」という結果だった。そのうち2回以上罹ったことがある人は26.8%、1回だけ罹ったことがある人は22.3%。「ない」という人は41.1%で、「わからない」は9.8%だった。