公開日:2016.08.01
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オリンピックに関するアンケート調査
オリンピック公式スポンサーへの印象「とても良い・やや良い」が48.8%
各国のアスリート達が4年に1度競い合うオリンピック。厳しいトレーニングを積み重ね、栄光を掴む者もいれば、涙をのむ者もいる。その真剣勝負やドラマが、見ている人へ多くの感動を与えているのは各国共通だろう。
2016年の開催地は、ブラジルのリオデジャネイロ。
「各競技をどのように観戦するか」「オリンピック公式スポンサーに対しての気持ちの変化」など、
全国20代~60代男女を対象にアンケート調査を行った。
まず、リオデジャネイロオリンピック(以下、リオ五輪)の観戦予定は、「特定の競技」が6割を超え、「好きな(応援している)選手が出場する競技」が約4割となった。
「開会式/閉会式」は男性が24.0%、女性が41.1%で、女性のほうが注目度が高い事がうかがえる。
リオ五輪の観戦方法をきいたところ、「リアルタイムでテレビ観戦する」「テレビ番組で結果を見る」がともに7割を超え、「録画してテレビで観戦する」は約3割となり、テレビで観戦する人が多い傾向にある。
また、「録画をして視聴する」が男性より女性のほうが15pt以上高いことから、男性は『結果を知りたい』というよりも、『時間がある時にできるだけ観戦したい』という意向がうかがえる。
続いて、観戦する場所は「自宅」が98.6%となり、回答者のほとんどの方が「自宅」で観戦予定であった。
オリンピックのテレビ視聴頻度・時間の変化については、「増える」「やや増える」の合計が半数を超え、特に60代は約8割で、テレビ視聴頻度が増える割合が高い。
オリンピック開催に伴う購買行動の変化では、約1割に「テレビ」「レコーダー」「スマートフォン」などの購入・買い替えなどがみられた。
オリンピック公式スポンサーへの印象は、全体の約半数が『良い印象』を持っている。その理由として、「社会的責任を果たしている」「社会貢献」「国際的な企業」などの意見がみられた。
一方で、「なんとも思わない」「良くない印象」と回答した人からは、「オリンピックが商業化している気がする」という意見があがった。
さらに、オリンピック公式スポンサーを認知している回答者へ、オリンピック公式スポンサーへの『意識の変化』があったかをきいたところ、約5割に『意識の変化』がみられた。その内訳をみると、企業・商品を「応援したくなった」が最も高い。次いで「見に行きたい、確認してみたいと思った」「調べたり検索したいと思った」が続き、どちらも20代が高いことから、若い世代のほうが新しく知る企業・商品が多く、スマートフォンなどを利用して調べて、商品を実際に見に行くなどの行動をしていることが考えられる。
最後に、リオ五輪で期待する選手や競技、東京オリンピックで期待する選手や競技について聞いてみたところ、リオ五輪では、「錦織圭選手」「内村航平選手」「白井健三選手」など具体的な選手の名前があげられた。競技では、「サッカー」「テニス」「水泳」「陸上」「体操」「柔道」が多く上がり、「開会式・閉会式」という回答も多くみられた。
東京オリンピックでは、「開会式・閉会式」に注目している事はもちろん、今回の競技に含まれなかった「野球」という回答が多かった。また、「まだわからない」という回答も多くみられた事から、注目する選手も変わってくるものと思われる。
今回の調査は、リオ五輪の開催前に行ったため、実際の行動とは乖離している可能性も捨てきれない。
オリンピック開催期間中及び開催後の実際の行動も気になるところだ。
調査概要
調査名 | オリンピックに関するアンケート調査 |
---|---|
対象者条件 | 全国20代~60代男女/夏季・冬季オリンピックのいずれかに興味がある方 |
調査項目 | ・リオデジャネイロオリンピック観戦予定の有無(MA) ・リオデジャネイロオリンピック観戦方法(MA) ・リオデジャネイロオリンピック観戦場所(MA) ・テレビ視聴頻度の変化(SA) ・オリンピックの開催に伴う生活行動の変化(MA) ・オリンピック公式スポンサーへの印象(SA) ・オリンピック公式スポンサーへの気持ちの変化(MA) ・期待している競技や選手、楽しみにしていること(FA) |
サンプルサイズ | 350s |
割付 | 性年代別均等 |
調査期間 | 2016年8月4日(木)~8月6日(土)AM |
調査方法 | インターネット調査(アスマークの自社モニター ) |
調査機関 | 株式会社アスマーク |
調査対象
性別 N=350 | |
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年代 N=350 | |
婚姻状況 N=350 | |
居住状況 N=350 | |
職業 N=350 | |
世帯年収 N=350 | |
居住地 N=350 |
調査結果(一部抜粋)
Q1.あなたは、リオデジャネイロオリンピックをどの程度観戦予定ですか。あてはまるものをすべてお知らせください。(複数選択可)
Q6-1.あなたは、オリンピックの公式スポンサーの企業に対してどのような印象を持ちますか。(1つ選択)
オリンピック公式スポンサーへの印象について、約半数が「良い印象」をもっている
●オリンピック公式スポンサーの印象について、全体でみると、約半数が「良い印象」を持っており、「良くない印象」は1%未満となる。性別・年代によって大きな差はみられない。
6-2.上記のようにお答えになった理由を具体的にお知らせください。
【回答内容 ※一部抜粋】
●社会的責任を果たしている感じがするから。(20代男性)
●企業の公益性や社会貢献を感じる。身近に思える。(30代男性)
●国を挙げての一大イベント、その取り組みに対し、協賛していることは高く評価でき、好印象である。(40代男性)
●世界的な企業という印象を抱く。(60代男性)
●国際的なスポーツの祭典の支援企業としてイメージアップした。(60代男性)
●オリンピックのスポンサーになれるという格を感じる。(20代男性)
●スポーツは夢を与える力があると思う。それをサポートしている企業は印象がよい。(20代女性)
●自分は購買が増えるということはないが、有名な大会のスポンサーが出来るということは、確かな企業なのだと思える。(30代女性)
●CM,雑誌などで見ると、企業がオリンピックに出場する日本選手を応援するイメージが感じられて国がひとつになって応援している気がする。スポンサーになっている食品などを見かけると買うと思う。(50代女性)
●商品で色々な企業が販売しているとしたら、オリンピックマークの付いた商品をえらぶ。スポンサーになった企業を応援したくなる。(60代女性)
●利益ばかりを追求せず社会貢献の姿が見えるので。(60代女性)
●社会的責任を果たしている感じがするから。(20代男性)
●企業の公益性や社会貢献を感じる。身近に思える。(30代男性)
●国を挙げての一大イベント、その取り組みに対し、協賛していることは高く評価でき、好印象である。(40代男性)
●世界的な企業という印象を抱く。(60代男性)
●国際的なスポーツの祭典の支援企業としてイメージアップした。(60代男性)
●オリンピックのスポンサーになれるという格を感じる。(20代男性)
●スポーツは夢を与える力があると思う。それをサポートしている企業は印象がよい。(20代女性)
●自分は購買が増えるということはないが、有名な大会のスポンサーが出来るということは、確かな企業なのだと思える。(30代女性)
●CM,雑誌などで見ると、企業がオリンピックに出場する日本選手を応援するイメージが感じられて国がひとつになって応援している気がする。スポンサーになっている食品などを見かけると買うと思う。(50代女性)
●商品で色々な企業が販売しているとしたら、オリンピックマークの付いた商品をえらぶ。スポンサーになった企業を応援したくなる。(60代女性)
●利益ばかりを追求せず社会貢献の姿が見えるので。(60代女性)
あなたが期待している競技や選手、開会式など、楽しみにしていることはありますか。リオデジャネイロオリンピック、東京オリンピックについて、それぞれご自由にお書きください。
リオデジャネイロオリンピックは具体的な選手名が多くあげられ、東京オリンピックは、競技で野球という意見が多く見られた
●リオデジャネイロオリンピックで期待することは、「サッカー」「体操」「水泳」「テニス」「柔道」「レスリング」などの競技が多くみられた。また、具体的な選手名も多くあげられた。
●東京オリンピックで期待する競技は、リオデジャネイロオリンピックに入らなかった「野球」という意見が多くみられた。また、「まだわからない」という意見もあげられた。
その他の設問
Q2.あなたは、リオデジャネイロオリンピックをどのような形で観戦する予定ですか。あてはまるものをすべてお知らせください。(複数選択可)
Q3.あなたは、リオデジャネイロオリンピックをどのような場所で観戦する予定ですか。あてはまるものをすべてお知らせください。(複数選択可)
Q4.リオデジャネイロオリンピック開催期間中、普段と比べてテレビを観る頻度や時間に変化はあると思いますか。(1つ選択)
Q5.あなたのご家庭では、これまでにオリンピックの開催に伴い何か生活での行動に変化はありましたか。あてはまるものをすべてお知らせください。(複数選択可)
Q6-2-2.企業が「オリンピック公式スポンサー」になったことを通じてどのような変化がありましたか。(あると思いますか)(複数選択可)
調査結果の引用・転載について
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「特定の競技を観戦する予定」が約6割
●リオデジャネイロオリンピックの観戦予定について、全体でみると、「特定の競技を観戦する予定」が60.3%で最も高く、次いで「好きな(応援している)選手が出場する競技は観戦する予定」が42.6%、「開会式/閉会式を観る予定」が32.6%となる。
●性別でみると、「開会式/閉会式を観る」は男性24.0%、女性41.1%で、女性は全体より8.5pt高い。
●年代別でみると、「特定の競技を観戦する」は40代・50代がやや高く、30代・60代がやや低い。「好きな(応援している)選手が出場する競技は観戦する」は30代がやや高く、40代・60代はやや低い。「開会式/閉会式を観る」は60代がやや高く、20代はやや低い傾向にある。