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機能性インナーに関するアンケート調査

公開日:2015.01.01

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機能性インナーに関するアンケート調査

8割の人が「なくなると困る」発熱・保温性インナー、男女共に最も保有が多いのは「U・Vネック長袖」

今では、8割の人が「なくなると困る」、発熱・保温性インナー

機能性インナーの火付け役とも言える、ユニクロの「ヒートテック」。数年前には、馴染みのなかった「機能性インナー」という言葉が、今では、夏は吸収性や、冷感素材等、冬は発熱・保温性等、季節に合ったインナーを着用することが、当たり前になってきた。そこで、今回は、発熱・保温性のあるインナー(トップス)保有者を対象に、保有状況や、保有前との違いを調査した。

まず、事前調査で、発熱・保温性のあるインナーの認知を尋ねたところ、女性の認知者は、96.1%と、ほぼ全員であった。一方、男性は、84.0%に留まり、未だに1割以上の人が知らない結果となった。

また、現在保有しているアイテムについて、足元のアイテムを保有している人は、男性で60.5%、女性は53.0%であった。しかし、発熱・保温性インナーが発売される前に、足元の防寒対策をしていた男性は5.0%未満とほぼいなかったことから、機能性インナーの普及により、足元まで防寒する様になったと言えそうだ。

更に、発熱・保温性インナーの着用により、変化したことを尋ねると、男女共に「暖かくなった」が1番で全体の約7割を占めるが、「着膨れしなくなった」が男性は19.0%に対し、女性は47.0%、「薄着になった」が男性は15.0%に対し、女性は29.5%と、女性の方が大きな変化を感じている結果となった。

今回の調査結果から、女性にとって冬服は、暖かくなる為に厚手の洋服を着用したり、何枚もの洋服を重ね着して、着膨れをするのは仕方がないことだったが、発熱・保温性インナーの普及により、薄着でも暖かく、また、薄手の洋服の下にも着用できることで、ファッションをより楽しむことができる様になった様子が窺えた。

一方、男性は、Tシャツや保温機能のないインナーに、発熱・保温性がプラスされ、暖かくなっただけではなく、発熱・保温性インナーとして、タイツやレギンスまでも普及したことで、それまでは恥ずかしいと思われていた足元の防寒対策も、取り入れやすくなり、より暖かさが増したのではないだろうか。

色や柄のバリエーションが豊富になったが、インナーとして普及したアイテムは、男女ともに「色物」より「ベーシックなカラー」、「柄」より「無地」と、着回しを意識している人が多く、流行色やトレンドが大きく影響したり、単体として楽しむ程のファッションアイテムになるには、「インナー」の概念そのものに、変化が必要なのかもしれない。

執筆者
アスマーク編集局
株式会社アスマーク 営業部 マーケティングコミュニケーションG
アスマークのHPコンテンツ全ての監修を担い、新しいリサーチソリューションの開発やブランディングにも携わる。マーケティングリサーチのセミナー企画やリサーチ関連コンテンツの執筆にも従事。
監修:アスマーク マーケティングコミュニケーションG

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調査概要

調査名 機能性インナーに関するアンケート調査
対象者条件
  • 全国在住
  • 20 代~ 50 代男女個人
  • 発熱・保温性のあるインナーのトップスを保有している
調査項目
  • 属性(性、年代、職業、居住地)
  • 保有している発熱・保温性のあるインナー(種類/枚数/ブランド/色/柄)
  • 発熱・保温性のあるインナー発売前に着用していたもの
  • 発熱・保温性のあるインナーを見せるコーディネートの抵抗有無
  • 発熱・保温性のあるインナー着用による変化
  • 発熱・保温性のあるインナーがなくなると困るか
サンプルサイズ 400s
割付
 
20代
30代
40代
50代
男性50s50s50s50s
女性50s50s50s50s
調査期間 2015年1月28日~1月29日
調査方法 インターネット調査(アスマークの自社モニター )
調査機関 株式会社アスマーク

調査対象

性別 N=400
年代 N=400
職業 N=400
居住地 N=400
発熱・保湿性のあるインナーの認知 N=400
発熱・保湿性のあるインナーのトップス保有 N=400

Q.あなたは、発熱・保温性のあるインナーをご存知ですか。(1つ選択)

発熱・保温性のあるインナーの認知度は約9割。N=696 ※本設問のみ、N数は本調査対象外も含む全回答者
男女別に見ると、男性の認知度が84.0%に対し、女性は96.1%と、女性のほぼ全員が発熱・保温性インナーを認知している結果となった。

Q.あなたが持っている発熱・保温性のあるインナーの種類をお知らせください。(複数選択可)

男女共に、最も保有が多いのは、「U・Vネック長袖」が約6割。N=400
足元のアイテムを何かしら保有している人は、全体で6割弱となり、男性がやや高い結果であった。

Q.あなたが持っている発熱・保温性のあるインナーのブランドをすべてお知らせください。(複数選択可)

保有しているブランドは、ユニクロ「ヒートテック」が85.8%で圧倒的多数。N=400
性別による大きな差はなかった。

Q.発熱・保温性のあるインナーが発売される前に、着用していたものをお知らせください。(複数選択可)

発熱・保温性インナー発売前に、足元の防寒対策をしていた男性は、僅か4.5%であった。N=400

Q.あなたが持っている発熱・保温性のあるインナー(トップス)の色を全てお知らせください。(複数選択可)
Q.また、その中で最も多く持っている色をお知らせください。(1つ選択)

保有している発熱・保温性インナーの色は、モノトーンが上位3位を占める。N=400
レディース用は、メンズ用よりもカラーバリエーションが豊富だが、女性の大多数がブラックを保有しており、その他の色はおよそ4割以下に留まった。



ブラック系を最も多く持っている女性が7割に対し、男性は2割以上低く、5割弱であった。N=400
男性の半数は、グレー系とホワイト系で2分する結果となった。

Q.発熱・保温性のあるインナー(トップス)の色を選ぶ時に、意識していることをお知らせください。(複数選択可)

色選びで意識していることは、「気回しがしやすい色を選ぶ」男性が51.5%に対し、女性は67.5%。N=400
また、「持っている洋服に合う色を選ぶ」男性が16.0%に対し、女性は33.0%と、女性の方が、発熱・保温性インナー購入時に、ファッション性を意識している様子が窺える。


Q.あなたが持っている発熱・保温性のあるインナー(トップス)の柄を全てお知らせください。(複数選択可)

柄物のインナーを保有している女性は、約4割に対し、男性は2割未満に留まった。N=400
柄のバリエーションが豊富な女性の方が、男性よりも保有者が多い結果となり、ボーダー柄、ドット柄がそれぞれ2割程度と、柄物の中では、少輔者が多い結果となった。


Q.柄物を購入しない理由をお知らせください。(複数選択可)

柄物を購入しない理由として「着回しがしにくいから」と回答した男性が33.7%に対し、女性は59.2%。N=292
また、「持っている洋服に合わせづらいから」と回答した男性が16.9%に対し、女性は24.2%と、女性は発熱・保温性インナーをファッションの一部として捉え、男性よりもコーディネートをするうえで意識している様子が窺える。


Q.柄物を購入した理由をお知らせください。(複数選択可)

柄物を購入した理由は、「好きな柄だから」が最も高く35.2%。N=108
次いで「着回しがしやすいから」が27.8%と続くが、一方で、4人に1人は「とくに理由はない」としている。


Q.発熱・保温性のあるインナー(トップス)を見せるコーディネートに抵抗がありますか。(1つ選択)

発熱・保温性インナーを見せるコーディネートに抵抗がない男性は25.0%に対し、女性は37.5%。N=400
レディース用では、発熱・保温性インナーを見せるコーディネートを提案しているためか、男性よりも抵抗を感じない人が10ポイント以上上回った。


Q.冬の服装について、発熱・保温性のあるインナーを着用することで、変化したことをお知らせください。(複数選択可)

女性が発熱・保温性インナーの着用で変化したことは、「着膨れしなくなった」「薄着になった」「薄手の服を着用するようになった」がそれぞれ男性を10ポイント以上上回る。N=400
女性の方が、発熱・保温性インナーの登場により、冬のファッションに変化を及ぼしている様子が窺える。


Q.発熱・保温性のあるインナーがなくなると困りますか。(1つ選択)

発熱・保温性インナーがなくなると困る男性は73.0%に対し、女性は86.5%。N=400
発熱・保温性インナーの登場により、冬のファッションが大きく変化した女性の方が、より発熱・保温性インナーを必需品であると感じているようだ。


調査結果の引用・転載について

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