公開日:2005.05.01
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通勤電車に関するアンケート調査
調査概要
調査名 | 通勤電車・通学電車に関するアンケート調査 | ||||||||||||||||||||||||
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対象者条件 | 全国在住の14~49才男女、「D STYLE WEB」登録者 かつ日常、通勤・通学で電車を利用している方 |
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サンプルサイズ | 200s | ||||||||||||||||||||||||
割付 |
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調査期間 | 平成17年5月15日~平成17年5月31日 | ||||||||||||||||||||||||
調査方法 | インターネット調査(アスマークの自社モニター ) | ||||||||||||||||||||||||
調査機関 | 株式会社アスマーク |
「女性専用車両」導入に賛成ですか。反対ですか。(SA)
★男性限定設問★
「女性専用車両」の導入について、不公平感を感じますか。(SA)
【「女性専用車両」導入についての不公平感意識 N=100】
全体の52%が「女性専用車両導入」について、不公平感を感じていない結果となった。中でも「非常に感じる」という意識の人は、12%に留まっている。
【不公平感意識度別 具体的な意見の一部】
■非常に感じる N=12
- 痴漢は女性だけでなく、痴女による男性も受けることも少なくない。それに、過敏に反応して勘違いされるケースも多く、そういう意味では「男性専用車両」も公平に用意するのが道理である。(39才 教職員)
- 男性専用車もほしい。また先頭車両は電車好きが運転をみる楽しみを奪ってしまっている。せめて2両目とかほかの車両にしてほしい。(28才 技術・専門職)
- 現状では早朝の利用に限ると女性専用者ががらがらという状態が起こっている(40才 技術・専門職)
- 男女差別になるから。(16才 高校生)
■やや感じる N=25
- 女性には痴漢「される」危険性があるが、男声には痴漢に「される」危険性がある。そういう意味では、男女お互いにリスクが伴っているので、男性の立場にたった味方もされるべきと思う。(18才 予備校生)
- やはり女性に有利ではないでしょうか。(20才 大学生)
- 女性専用車両以外の混雑が激しくなると思われる。(36才 事務職)
- 女性専用車両ができた分、他の車両が混んでいる為。(44才 事務職)
■どちらともいえない N=11
- 特に何も思わないが、男性差別だ、と言う男性や、女性を隔離すればいいと勘違いしている、などという女性にやや不快感を覚える。(15才 高校生)
- 社会的に一定のコンセンサスを形成してからなら問題ないと思うが、現状では差別と捉える人がいるのも理解できるので(27才 パート・アルバイト)
- 別に公平と思うわけでもないが、、、(33才 パート・アルバイト)
- 被害側の立場を考える事と電車の混雑具合を鑑み、導入のバランスをとれば良いと思う。(48才 技術・専門職)
■あまり感じない N=32
- 現状では痴漢の被害に会うのは女性ばかりだし、その時点で不公平?なのだから、これくらいは…ねぇ?(19才 大学生)
- 男女差別という視点からは、そうは思わない。それは、女性であるためのリスクであり権利であってよいと思うから。(20才 大学生)
- 男性が女性に嫌がらせをするのは聞いたことがありますが、その逆は聞いたことがないので、特に男性専用車輛は必要ないのではないかと思います。女性専用車輛のみで良いと思います。(31才 専門学生)
- 良いことだと思うし、女性車両が増えれば、他の車両は男ばかりになり、おのずと男性車両になってくると思う(40才 その他)
■全く感じない N=20
- 男女差別と、男女を区別する事は違うと思うから。今回の場合、どう考えても男性人に負がある。(19才 大学生)
- 痴漢に遭う女性が多いのは事実であり 安心して通勤、通学できる環境を作るのは 当然のことだと思うから(23才 大学院生)
- 社会的体力的に犯罪等における危険回避が女性の場合男性のように自己防衛が難しいと思うので。(37才 営業職)
- 実際いに被害がある限りは最低限で必要。色々なところで必ず不公平感はあるもの。(41才 技術・専門職)
★男性限定設問★
もし、あなたが通勤・通学中に痴漢などの被害を目撃した場合、声をかけて助けますか。(SA)
【痴漢を目撃した際の行動感 N=100】
「助けたい気持ちはあるが、実際行動するかはわからない」という意見が、半数以上の59%を占めている。次いで、「間違いなく助ける」が37%となった。我関せず的な意見は、4%と非常に少ない結果となった。
★女性限定設問★
今までに痴漢の被害にあったことはありますか。(SA)
【痴漢被害の経験 N=100】
全体の83%が何らかの痴漢被害を経験している結果となった。
★女性限定設問★
「女性専用車両」が導入され、なるべく女性専用車両に乗るようにしていますか。(SA)
【女性専用車両への乗車意識 N=100】
「乗車」するようにしている割合は、37%と比較的少ない結果となった。「女性専用車両」が導入されても普段と意識を変えていない割合が57%と過半数を占めている。
★女性限定設問★
「女性専用車両」が導入されたことで、何か意識や安心感に変化はありますか。(SA)
【具体的な意見の一部】
■非常に感じる N=12
- 安心感は強くなったが、どうしても普通の車両に乗ると『好んでこっちにきている』という 目で見られるような気がして、嫌な気分になるようになった。(17才 高校生)
- 痴漢の心配がなくなって安心して電車を利用できる。(17才 高校生)
- 乗っていて警戒する心配が無いので心にゆとりが出来たし、通勤にスカートがはけるのが嬉しい(21才 パート・アルバイト)
- 保護されてる気分になった。 夜遅くなった時は安心だ。(27才 技術・専門職)
- 現在は特にありませんが、専用車両が増えて利用がしやすくなると変化は出てくると思う。(32才 事務職)
- 安心感はあると思う。(31才 公務員)
- はじめて女性を守ってもらえる意識が広まったと嬉しい気持です。(42才 パート・アルバイト)
- 痴漢対策としては、混雑時利用者にとっては非常に画期的な試みだと思います。差別ではなく、女性のことを配慮してもらえる社会になったのではないかと思いました。(45才 自由業)
調査結果の引用・転載について
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【「女性専用車両」導入に対する意識 N=200】
・男女共に、70%以上が「賛成」の意識結果となった。およそ10%弱の割合で女性の「賛成」が多くなった。
・賛成派の理由は、男性は冤罪防止、女性は痴漢防止でお互いに良いと思っている意見が多かった。
一方、反対派の理由は、男女平等論の問題、混雑の問題、女性専用車両のモラルの問題などが多かった。
【「賛成」、「反対」の具体的な意見の一部】
■○賛成派
■×反対派