アイトラッキング

顧客の視線から考える「パッケージ開発、店頭レイアウト、Webサイト改善、広告・販促活動」をより効果的に!

アイトラッキング調査とは

「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるように、古来から目を見ることの重要性が伝えられてきました。何かを感じ、喜怒哀楽の感情を生じた心は目に現れます。 この言語化されていない反射的な目の動きを観察することで、人の本音や無意識下の情報を引き出すことができるようになります。
アイトラッキング調査は、「目の動き=視線」を定量的に観察します。「どこを」、「何を」、「どの程度」見ていたかを測定し、「見る」行動のプロセスと理由を可視化することで、パッケージ開発、店頭レイアウト、Webサイト改善、広告・販促活動をより効果的に、より高い成果へと導きます。

アイトラッキング調査のメリット・デメリット

メリット

  • 視認結果から、デザインで注視される・省略されるエリア、またどのように見ていたかを確認できる
  • 記憶に残りにくい対象者のクセや感覚的な行動を記録することができる
  • 従来型アンケートやインタビューと組み合わせることで、具体的で詳細な実態と改善点を引き出せる
  • リアルな動画記録は関係者への共有資料として、またエンドクライアントへの提案資料として活用できる

デメリット

  • 他の調査と比較して、調査にコストや時間がかかる傾向がある
  • 専用の機材などを準備する必要がある

アスマークのアイトラッキング調査の特長

丁寧なヒアリングと提案

今、お考えの調査内容、もしかすると調査手法、サンプルサイズ、対象者条件等、改善の余地があるかもしれません。弊社では、まず、お客様が抱える課題の共有のため、丁寧にヒアリングさせていただきます。「今回どのような経緯で調査をされることになったのか?」といった、調査の背景等をお伺いして、お客様がどんなマーケティング課題を解決しようとされているのかを共有させていただき、最適な調査を提案いたします。

視線のスペシャリストが調査結果を解析

視線のスペシャリストが、お客様のニーズを把握し、科学的根拠に基づく最適な調査の方法を提案し、サポートいたします。アイトラッキングの使用経験が少ない場合、調査結果の解析はハードルが高いプロセスになりがちです。 視線のスペシャリストがご要望に応じてレポートを作成し、価値ある知見を導きます。

22年の実績のリクルートノウハウ

22年のリクルート実績、業界トップクラスのインタビューリクルート実施件数により蓄積されたノウハウと、豊富なノウハウに基づいた正確な確認作業、多彩なリクルート手法で、対象条件に合致した方に確実にご参加いただけます。

調査票を確認するから初めてでも安心

いただいた調査票はそのまま作成するのではなく、矛盾した質問はないか?答えにくい部分はないか?専門用語が入っていた場合、説明が必要か?といったチェックをしますので初めてでも安心してお任せいただけます。

大規模アンケートモニターパネル

自社パネル100万人、提携パネル1,800万人、業界屈指の大規模アンケートパネルで、リクルート難度が高い対象者でもリクルートすることができます

ご要望に合わせたスピード納品

調査をご相談いただきましたら、回収予測、お見積もり、スケジュール提出まで、スピーディに対応いたします。調査が動き出したら、アンケート画面の作成、データ回収については、実査スタッフが担当し、データ回収後は、集計チームおよびリサーチャーにより、分析・レポーティングを行い、ご要望に合わせた納期にてデータをご納品いたします。

独自プランでコストを抑えられる

インサイトを得るためのしっかりとしたアイトラッキング調査というと、リクルーティング費や会場費などすべて含むと50万~100万、場合によっては200万を超える調査費用が必要でしたが、アスマークと脳科学のきもちラボ(*1)の協働により、しっかり選定された対象者による、科学根拠に基づいた信頼性の高いアイトラッキング調査をお手頃価格でご提供致します。

(*1)脳科学のきもちラボについて

株式会社きもちラボは、「きもち」を知り、活かすための調査方法に精通した、マーケティングのスペシャリストです。 特に、消費者・顧客の建前や本音を、言葉から理解する感性工学的調査方法と、消費者自身も気づいておらず、言葉にすることができない無意識の「きもち」を読み解く、脳科学を活用したニューロマーケティング的調査方法を専門とします。ブランド・商品開発・販売促進から、実体験・実店舗、街づくり・地域活性、人事・教育まで多岐に渡る調査を手掛けます。

代 表 : 加藤康広(代表取締役)
東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程卒業(工学博士)。企業・大学の研究機関にて、脳科学・脳工学の研究開発に従事。その後、調査会社にて、脳科学を活用して消費者心理・行動を定量化するニューロマーケティング業務に携わる。2014年、『株式会社きもちラボ』を設立。電通こころラボアドバイザー、JMLAマスターマーケティング解析士、上級ウェブ解析士、神経工学に関連する各種要素技術調査専門委員会(一般社団法人電気学会)委員、脳科学・脳工学に関する特許15件

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アイトラッキング調査の流れ

課題抽出/調査企画

マーケティング課題に対して、仮説を立て、その仮説をもとに調査を設計していきます。

スクリーナー作成/対象者リクルート

調査目的、課題、仮説をもとに、対象者条件を定義します。

フロー作成

打ち合わせで調査フローを作成します。

事前課題(調査目的に応じて必要な場合に設定します)

日記やコラージュ、ヒストリーや製品試用などインタビューに必要な対象者の情報を事前に収集します。

アイトラッキング実査

調査員の指示に沿って、アイトラッキング調査を実施します。

インタビュー

インタビューを実施します。

発言録の作成

解析

視線のスペシャリストが調査結果を解析します。

報告書の作成

報告会

納品物

  • ヒートマップ(注視量を可視化)
  • ゲイズプロット(視線の軌跡を可視化)
  • AOI(注視ゾーン別評価)
  • アイトラッキングローデータ
  • アンケートローデータ
  • 事後インタビュー発言録
  • 報告書

ヒートマップ(注視量を可視化)

ヒートマップ(注視量を可視化)

注視した時間が長い場所ほど赤色で表示されます。
サーモグラフィーのようなグラデーションで、全体的にどの場所がよく注視されたかを知ることができます。
納品物は動画と静止画です。動画は各対象者ごと、人数分です。静止画は各対象者ごとのものとグループでまとめたものとなります。

ゲイズプロット(視線の軌跡を可視化)

ゲイズプロット(視線の軌跡を可視化)

視線が

  • どこからどこへ動いたか→線
  • どの順番で動いたか→点
  • どの程度見たか→円の大きさ

がわかります。

納品物は動画と静止画です。動画は各対象者ごと、人数分です。
静止画は各対象者ごとのものとグループでまとめたものとなります。

AOI(注視ゾーン別評価)

AOI(注視ゾーン別評価)

任意に設定した領域に対して、視線がその領域に入った時間と回数を算出し、興味や関心のある領域がどの程度注視されたかを知ることができます。

サマリーサンプル

サマリーサンプル

ユーザー別サンプル

ユーザー別サンプル

納品物は5つの指標ローデータです。
(サマリーとユーザー別) 5つの指標は以下の5つです。
初めに注視するまでの時間[秒] / 平均初回注視時間[秒] / 平均総注視時間[秒] / 平均総注視頻度[秒] / 平均総訪問数[回]
ローデータはサマリー1点とユーザー別が対象人数分あります。

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アイトラッキング調査の事例

「見る」行動のプロセスと理由を可視化するアイトラッキング調査は、さまざまな分野・シーンでご活用いただけます。

事例1-お子様-据置型

WEBサイトのユーザビリティ最適化のため、メガネ型機器を使用し、WEBサイト内でのミッション(製品の購入など)をあたえ、視線の動き・注視個所などを数値化+事後インタビュー。

事例2-運転中-メガネ型

車の運転中に道路標識が視認されているか、メガネ型機器を使用し、視線の動き・注視個所などを数値化。

事例3-購買行動-メガネ型

商品棚のポップが視認されているか確認。商品を手に取るまでの動機となったものを事後インタビュー。

※アイトラッキング後に、インタビューやアンケートにて、視線や行動に対しての深掘りを行うケースがございます。
また、その場で実施したアイトラッキングの動画を見ながら、インタビューを行うケースもございます。

その他の事例

WEBサイトのデザイン評価 / ユーザビリティテスト / 商品パッケージ・デザイン評価 / 商品陳列棚購買行動評価 / 実店舗行動調査 / カタログ評価 / その他、交通標識、屋外広告、スポーツ、エンターテインメント、アプリ等多数実施
上記のようなシーンでご活用いただけます。まずはご相談ください。

使用機器について

アイトラッキングの機器には、「据置型」と「メガネ型」があり、以下のとおり、それぞれ特徴が異なります。

据置型

アイトラッキングの機器-据置型
  • 主にパソコンを利用した調査となります。
  • データ処理時間が最も早く、実査後、最短3日でデータ納品が可能です。
  • 対象者に対して、アイトラッキングや記録装置を装着する負担がありません。
  • ある程度姿勢を保つなど(頭部を大きく動かさない)の制限があります。

メガネ型

アイトラッキングの機器-メガネ型
  • メガネ型のアイトラッカーを装着しての調査となります。(条件によっては記録装置のパソコンも装着します。)
  • 自由な行動環境での調査が可能です。例えば、スマートフォンを手に持ってもらい、対象者が日常利用するような距離と姿勢(ある程度の制限はあります)で、操作いただくことが可能です。
  • 集積的な処理で視点位置を特定させる(ヒートマップやAOIなど)には、時間と手間が必要となって時間を要します。実際後、データ納品でも役1週間~2週間程度要します。
  • ただし、ゲイズプロットのデータ納品については、実査後、約3~5日で可能です。

リクルーティングのポイント

アイトラッキングは、目の動きを計測する調査内容であるため、ポイントを押さえて対象者をリクルーティングしないと、実査当日に視線を計測できない対象者が来てしまう恐れがあります。 アスマークは、ネットリサーチ業界屈指のリクルーティング実績があり、多数のアイトラッキング調査を実施しているため、正確に対象者をリクルートできます。

裸眼・メガネ・コンタクト・まつ毛エクステ、用途と使用状況を聴取

メガネ・ハードコンタクトレンズ・カラーコンタクトレンズ・まつ毛エクステ着用の状態では、光が反射し、正確に視線を計測することができません。事前に条件合致者の情報を把握しておくことで、対象者の選定に役立てることができます。
調査内容によっては、同様に視力も聴取することもあります。

条件提示と同意の確認

募集段階で、正しく視線を計測できない条件を提示し、回答者が条件に当てはまらないか、また当てはまっていても、調査当日に視線を計測できる状態に調整可能かどうかを聴取し、調査への参加の同意を確認致します。また対象者へは募集段階で、条件確認と前日確認の2回、架電による条件の再確認を実施しております。条件違いの対象者、視線を計測できない対象者が来てしまわないように最大限努めさせていただきます。

条件提示と同意の確認