製品・器機のユーザビリティテスト

製品・器機の使いやすさを評価し、ユーザビリティの向上に役立てるユーザビリティテスト

製品・器機のユーザビリティテストの目的

製品・器機の使いやすさを評価し、ユーザビリティの改善に役立て、高いユーザビリティを実現するのが、ユーザビリティテストの目的です。ユーザーテスト、ユーザビリティ調査、ユーザビリティ評価ともいいます。

製品・器機のユーザビリティテストの目的

製品・器機の使いやすさを評価し、ユーザビリティの改善に役立て、高いユーザビリティを実現するのが、ユーザビリティテストの目的です。 ユーザーテスト、ユーザビリティ調査、ユーザビリティ評価ともいいます。

ユーザビリティ評価手法

ユーザビリティの評価手法は、実際にユーザーに御社の製品を試していただきます。 例えば加工食品の開封、家電製品、調理器具、美容機器、業務用機器、医療用機器などの操作を行ってもらい、ユーザーがどのように使用するのかを観察、あるいはインタビューするなどして検証・診断します。

具体的には、ユーザーに特定のタスクを与え、そのタスクを達成するまでのユーザーの労力やそれにかかった時間、達成したタスクの正確さ、完全さ、達成はしたけども不快感などはないか、満足度は高いか等を指標として、その製品のユーザビリティを検証・診断します。

また、タスクの難易度が低い場合は、タスク達成までに「どんな人が」「何に対して」障害を感じたのかを数値情報で把握できる定量調査を、逆にタスクの難易度が高い場合は、ユーザーインターフェースの改善が目的となることが多いため、「どこで」「なぜ」障害を感じたのかが重要になり、繰り返し定性調査でユーザーの深掘りをしていく方が適しています。

そのため、前者(難易度低)の場合は、会場調査やホームユーステストを実施し、後者(難易度高)の場合は、デプスインタビューが中心となります。

WEBアンケートでも部分的な実施はできますが、アナログなオフライン調査(会場調査、ホームユーステスト、デプスインタビュー)で実施することが多いです。

製品・器機のユーザビリティテストでよくある事例

上市前の試作品やリニューアルを検討している既存製品等を対象として実施することが多いです。 タスクとしては、「パッケージを開封する」「工程に従いインスタント食品を調理する」等、短時間で簡単に行えるものが多く、そのため、タスク達成までに「どんな人が」「何に対して」障害を感じたのかを数値情報で広く把握できる定量調査が向いています。

調査手法としては、会場調査やホームユーステストが適しています。リアルなユーザーの行動を見たい場合は前者を、長期間に渡ってテストしたい場合は後者を、目的に応じて使い分けて実施します。

タスク難易度が高い場合は、事後インタビューを併用することで、課題を浮き彫りにさせることができます。

ユーザビリティテストの具体例

特殊パッケージの加工食品をユーザーがうまく開封できるのかをテストしたい。

タスク

製品に記載された情報だけでパッケージを開封すること

調査手法

会場調査

調査時間

30分

調査フロー

インストラクション・タスクの共有 (調査員⇒ユーザー)
タスクを実施 (ユーザー)
アンケート記入 (ユーザー)
ヒアリング・簡単な質疑応答 (調査員⇒ユーザー)

調査結果

高齢の方の2割がうまくパッケージを開封できなかった。アンケートとヒアリングから、理由として、開封方法が記載された文字が小さくて見つけられなかったことがわかった。説明文のフォントや長さ、文字の大きさに問題があることが判明した。

製品例

  • 家電製品(機能付き照明器具、製パン機、掃除機、電動歯ブラシ、アイロン など)
  • 調理器具(鍋、フライパン、蓋、包丁研磨器、キッチンペーパーホルダー など)
  • 美容関係(美容機器、メイクアップ補助器具、ビューラー など)
  • 文房具(はさみ、テープ糊、ペン など)

ユーザビリティテストの料金

ユーザビリティテストの料金については、「お見積もりフォーム」からお問合せください。

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