公開日:2024.06.17

有意水準とは

  • マーケティングリサーチ用語解説集

有意水準とは、統計学において、ある事象が偶然に起こる確率が低いと判断する基準となる確率のことを意味します。通常、5%(0.05)が一般的に使われますが、より厳密な場合には1%(0.01)が使用されます。この基準を満たすと、その結果は「有意」とされ、偶然ではなく意味のある結果と判断されます。
仮説の検証に用いられることも多く、それらの立証と棄却にこの有意水準は大きな役割を果たします。

有意水準の具体例

例えば、コインを100回投げた場合に表が出る確率を考えます。この際に有意水準を5%とし、観察されたデータがこの基準を超える場合、偶然ではなく意味のある結果と判断されます。
 
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執筆者
アスマーク編集局
株式会社アスマーク 営業部 マーケティングコミュニケーションG
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