
2025.07.16
顧客満足度(CS)調査のやり方|調査手法や分析手法、失敗例と注意点まで紹介
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公開日:2022.06.16
企業が持続的に成長するのに欠かせないのが「新商品の開発」です。とはいえ、「新商品の開発は、どう進めたらいいの?」などの疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、新商品開発のプロセスを、主に3ステップで解説します。このステップ通りに進めて、適切な新商品開発を行いましょう。
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新商品を開発するにあたって、まず重要になるのが市場機会を発見することです。市場にスキマや穴が見当たらなければ、せっかく新商品を開発しても売れない可能性があるからです。
そこで市場機会を発見するために、たとえば以下のような課題が挙げられます。
● 外部環境分析
● 未充足ニーズ、潜在ニーズなどの発見
● 市場規模の推計
● 消費者セグメンテーション&ターゲティング など
外部環境分析には、一般的にPEST分析やSWOT分析などが用いられます。また市場規模の調査や消費者セグメンテーション&ターゲティングを行うことで、市場や顧客に関して改めて発見があるかもしれません。自社のみならず、競合の状況に関しても調査をすることで、市場機会の発見につながります。
なお自社に市場分析のノウハウがない場合は、外部へのアウトソーシングも検討しましょう。ちなみにアスマークでは、複数調査を組み合わせることで、上市前のフェーズに合わせた課題の解決策をご提案することも可能です。興味のある方は、ぜひご相談ください。
市場機会を発見できたら、コンセプトの開発に移ります。
コンセプトを開発するには、まずはアイディアを創出しなければなりません。最初のアイディア出しの段階では、顧客のニーズや市場調査、競合調査などのデータをもとに、商品やサービスのコンセプトについてブレインストーミングを行いましょう。
その際、考え方のひとつとして「ニーズ志向」と「シーズ志向」というものがあります。ニーズ志向とは、消費者の顕在化しているニーズから商品を作り、その商品やサービスの優位性をアピールして売り出すスタイルのことです。シーズ志向とは、企業が自社の技術やアイディアをもとに、新商品やサービスを生み出し、市場を新たに開拓するスタイルのことです。
ニーズ志向は需要があるため売れる可能性があるものの、類似商品のため市場の独占はしにくい可能性があります。シーズ志向は他社と競合しない独自の商品やサービスとなりますが、消費者のニーズに刺さらなければ売上につながらない可能性があります。
どちらにもメリット・デメリットがありますので、この両面からアイディア開発を行うことで、さまざまなアイディアが出やすくなります。また他にもアイディア出しのフレームワークがありますので、それらも活用してみましょう。
ある程度アイディアが集まったら、アイディアを選別していきます。
その際、ユニークなアイディアであると同時に、開発の実現率や成功率が高いアイディアであるか否かの観点からも検討する必要があります。いくらオリジナリティのあるアイディアでも、開発に関わる人や作業が増えれば、それだけ開発コストが膨らんでしまうからです。開発コストは有限であるため、優先順位を付けていくことが重要です。
続いて、選別したアイディアを具体化していきます。具体的には各種スケジュールや予算(開発費、材料費、人件費など)、開発方法などを検討します。
同時に項目ごとに、スケジュールや予算、品質に関する管理責任者も決めておきましょう。また可能であれば、この段階で「販売数の見込み」とともに、開発費や材料費、人件費などを考慮した「利益の見込み」も立てておけるとなお良いです。利益の確保が難しい場合は、今回は商品化を見送る可能性が高くなります。
コンセプトの開発・企画が完了したら、このコンセプトで問題ないかを最終判断します。新商品のコンセプトは、今後の開発プロセスで軸となり得るものです。それゆえ開発に関わるすべての部門で共通認識を形成しておくことが重要です。主要な関連部門で徹底的に話し合い、不透明な点や納得のいかない点をなくしておくようにしましょう。
コンセプトが固まったら、新商品の開発の段階に移ります。
新商品のコンセプトが固まったら、試作品を開発していきます。試作品はなるべく完成品に近いものが望ましいでしょう。
その際に問題となるのが、開発コストです。いくら質の良いものでも、開発・製造コストが多大なものとなる場合、大量生産が難しくなります。大量生産を念頭に置きながら、材料や素材を選定することが必要です。金額によっては外注や委託も検討しましょう。自社の技術や機材によっては、外注したほうが結果的に安く済むこともあります。いかに開発コストを下げるかを念頭に置きながら、開発を進めましょう。
試作品が完成したら、この商品が本当に売れるのか検証するのみならず、ネーミングや商品デザインの評価も行いましょう。たとえば顧客の購買意欲を喚起するようなネーミングであるか否かを検証します。また商品の見た目や色がこれで問題ないかも確認しましょう。漠然と頭の中に描いていたイメージが試作品として具現化されたことで、改善点が見つかる場合もあります。最終的には細部を詰めることで精度を高めて、商品化します。
今回は新商品開発のプロセスを、3ステップで解説しました。
今回紹介したのは、①市場調査を行い、②新商品のコンセプトを具体化し、③試作品を評価・改善して商品化していくという流れです。
市場調査やマーケティング施策に関して解決したい問題などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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