公開日:2015.07.01
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健康食品に関するアンケート調査
トクホ商品に求める効果は「体脂肪低下」次いで「中性脂肪が付きにくくなる」こと
健康意識が高まる昨今、トクホ商品がブームとなり、次々と新商品が発売されている。今年(平成 27 年)の 4 月からは機能性表示食品制度が開始され、消費者が得ることができる情報は増加傾向にあるといえるだろう。様々な健康食品があふれる市場で消費者は、何を重視して健康食品を選択しているのだろうか 。今回は 、週に 1 日以上健康食品を摂取している 30 ~ 60 代の男女 320 名に対して調査を行った。
まず、自身で購入して摂取している 『 健康食品 』 の種類を尋ねると、最も摂取されているのは「サプリメント 」、次いで 「栄養ドリンク」「お茶」「乳製品 」と続く。 性年代別にみると、「栄養ドリンク」は男性 30 代で特に摂取されており 、「 お茶」は男女共に 30 代で高い傾向が みられた。
話題になった「機能性表示食品」などの保健機能食品への認識は、全体の 3 割程度がある程度の違いを認識していたが、半数以上は内容までは理解していない。 性年代別にみると、女性よりも男性のほうが違いを認識していると思っている傾向がみられた。
次に、健康食品を摂取している目的について尋ねると、 『 サプリメント 』『 お茶 』『 お茶以外の清涼飲料 』『 菓子類 』『 調味料 』『 乳製品 』『 発酵食品 』 で 「健康維持」が最も高い。 『 栄養ドリンク 』 では「疲労回復」 が圧倒的に高く、 『 バランス栄養食品 』 は「栄養補給」「食事の代用」が目的となっている。 『 お茶 』 は「健康維持」に次いで、「ダイエット」「体質改善」も高い。
購入チャネルは、 『 サプリメント 』 は「インターネットの通信販売」、 『 栄養ドリンク 』『 バランス栄養食品 』 は「薬局・ドラッグストア」、その他は「スーパー・コンビニエンスストア」が最も高い。
購入の重視点を尋ねると、「 効果・効能」を最も重視しているのは、 『 サプリメント 』『 栄養ドリンク 』『 バランス栄養食品 』『 お茶 』『 お茶以外の清涼飲料 』 であった。 『 菓子類 』『 調味料 』 では「味」、 『 乳製品 』 は「価格」、 『 発酵食品 』 では「原材料・成分」が重視されて いた。
特定保健用食品(トクホ)について尋ねると、 3 カ月以内の摂取が最も多かったのは 『 お茶 』 、 次いで 『 お茶以外の清涼飲料 』 、 『 サプリメント 』 であった 。男性 30 代では 『 お茶 』『 お茶以外の清涼飲料 』 に加えて 『 栄養ドリンク 』 も高く、飲料でのトクホ摂取が多いことがわかる。
トクホについてのイメージとして最も高いのは「価格が高い 」、 次いで「健康に良い 」、 「効果が高い 」と続く 。女性 60 代では「健康に良い」が最も高い結果となった。
最後に、どんな効果のあるトクホ商品を購入したいかを尋ねると、最も高いのは「 体脂肪低下 」、 次いで「中性脂肪が付きにくくなる 」といずれも脂肪への効果が高い。男性 50 ~ 60 代では「血圧低下」が高く、女性 40 代以上では「骨の健康を維持」が高い傾向がみられる 。 【 最も魅力を感じる 】 でみると、「おなかの調子を整える」が最も高い 。
健康食品は、 30~69 歳の約 4 割が週に 1 日以上何かしらを摂取しており、今の人々の生活には欠かせないものになってきている。トクホ商品も増え、普段喫食していたものがトクホで商品化することも多くなってきた。価格の高さはまだまだ感じられているが、今後もトクホを含め、健康食品はますます拡がっていきそうだ。
スクリーニング調査結果(一部抜粋)
対象者属性
性別 N=320 | |
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年代 N=320 |
SC.あなたは『健康食品』をどのくらいの頻度でとっていますか。(1つ選択)
※ここで健康食品とは、健康の増進に役立つものとして販売・利用されている食品のものすべてを指します。(特定保健用食品なども含む)
健康食品の頻度は「ほぼ毎日」が24.7%と2割以上であった。「週1日以上計」でみると約4割近くが健康食品を摂取している。一方で「健康食品はとらない」も44.9%であった。性年代ごとにみると、男女ともに年代が上がるごとに「ほぼ毎日」の割合が高くなる傾向がみられた。
Q1.あなたが普段、ご自身で購入して、摂取している『健康食品』の種類をお知らせください。(複数選択可)
最も摂取されているのは「サプリメント」83.4%であった。次いで「栄養ドリンク」「お茶」「乳製品」と続く。性年代別にみると、「栄養ドリンク」は男性30代で特に摂取されており、45.0%と半数近い。「お茶」は男女共に30代で高い傾向がみられる。
Q2.あなたは、健康食品のうち、保健機能食品である「特定保健用食品」「栄養機能食品」「機能性表示食品」について、どの程度違いを認識していますか。(1つ選択)
保健機能食品への認識は、全体の3割程度がある程度の違いを認識していたが、半数以上は内容までは理解していないことがわかる。性年代別にみると、女性よりも男性のほうが違いを認識していると思っている傾向がある。
Q3.あなたが特定保健用食品(トクホ)について持っているイメージをお知らせください。(複数選択可)
最も高いのは「価格が高い」56.3%、次いで「健康に良い」41.3%、「効果が高い」30.9%と続く。女性60代では「健康に良い」が最も高く60.0%であった。
Q4.特定保健用食品(トクホ)で、あなたが魅力を感じる効果として、あてはまるものをお知らせください。(複数選択可)
そのうち、最も魅力感じるものをお知らせください。 (1つ選択)
魅力を感じられているのは「体脂肪低下」51.6%、次いで「中性脂肪が付きにくくなる」50.9%といずれも脂肪への効果が高い。男性50~60代では「血圧低下」が高く、女性40代以上では「骨の健康を維持」が高い傾向がみられる。【最も魅力を感じる】でみると、「おなかの調子を整える」が最も高い。
調査概要
調査名 | 健康食品に関するアンケート調査 |
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対象者条件 | 全国、30~69歳、『健康食品』を自分で購入して、週に1日以上摂取している |
調査項目 |
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サンプルサイズ | 320s |
割付 | 男性 30 代: 40ss 、 男性 40 代: 40ss 、 男性 50 代: 40ss 、 男性 60 代: 40ss 女性 30 代: 40ss 、 女性 40 代: 40ss 、 女性 50 代: 40ss 、 女性 60 代: 40ss |
調査期間 | 2015 年 7 月 9 日(木)~ 7 月 14 日(火) |
調査方法 | インターネット調査(アスマークの自社モニター ) |
調査機関 | 株式会社アスマーク |
調査対象
性別 N=320 | |
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年代 N=320 | |
未既婚 N=320 | |
居住地 N=320 | |
子有無 N=320 | |
職業 N=320 | |
世帯年収 N=320 | |
同居家族 N=320 |
SC.あなたは『健康食品』をどのくらいの頻度でとっていますか。(1つ選択)
※ここで健康食品とは、健康の増進に役立つものとして販売・利用されている食品のものすべてを指します。(特定保健用食品なども含む)
調査結果の引用・転載について
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健康食品の頻度は「ほぼ毎日」が24.7%と2割以上であった。「週1日以上計」でみると約4割近くが健康食品を摂取している。一方で「健康食品はとらない」も44.9%であった。性年代ごとにみると、男女ともに年代が上がるごとに「ほぼ毎日」の割合が高くなる傾向がみられた。