公開日:2024.07.18
- 交通機関・自動車
EV車に関する調査【アメリカ】
EV車で重視しているコトとして「充電時間」は突出して「非常に重要である」が高く、特に重要視されている
< TOPICS >
- 車に期待することのTOPは「安全性」となり、「走行性能」「燃費の良さ」が続く
- EV車にした理由のTOPは「環境にやさしいから」となり、「走行性能が良いから」「ガソリン代がかからないから」が続く
- EV車で満足しているコトとして「充電時間」「走行時の静寂性」は「非常に満足」が高く、特に好感を持たれている
- EV車に対する事柄について、重視度と満足度で見たとき、重視度が高く、満足度が低い項目として「維持費・メンテナンス費」「充電スポットの数」が該当
- 買い替えるなら、またEV車に乗りたいと思われている方は8割弱と、EV車両の継続購入意向は高い
調査概要
調査名 | EV車に関する調査【アメリカ】 |
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対象者条件 | 【性別】男女 【年齢】30歳~59歳 【居住地】アメリカ 【その他条件】 以下のいずれかに該当する方 ・EV車両を所有しており、ご自身で運転している方 ・EV車両を月に1日以上運転している方 |
調査項目 | 【スクリーニング】 ・ご自身が運転する車を持っているか ・ご自身で運転する車の種類 ・ご自身で運転するEV車の運転頻度 【本調査】 ・車に対する価値観・考え方 ・車に期待すること ・EV車を購入しようと思った理由 ・EV車で重視している度合い ・EV車で満足している度合い ・EV車の総合満足度 ・次に車を買う場合、どの種類の車を買いたいか |
サンプルサイズ | 227サンプル |
割付 | 性年代均等 ※50代女性のみサンプル欠損あり |
調査期間 | 2024年6月3日(月)~6月11日(火) |
調査方法 | Webアンケート |
調査機関 | 株式会社アスマーク |
車に期待すること
Q2.あなたが車に期待することは何ですか。当てはまるものをすべてお知らせください。(複数選択可)
車に期待することは何?
車に期待することは「安全性」「走行性能」「燃費の良さ」が上位に挙がる。
世帯年収別では『$130,000-$199,999』は「カーナビやオーディオの性能」、『$200,000 or more』は「走行距離」「車内・収納スペースの広さ」が全体と比べ高い。
EV車にした理由
Q3.あなたがEV車両を購入しようと思った理由は何ですか。あてはまるものをすべてお知らせください。(複数選択可)
EV車両を購入しようと思った理由は?
EV車にした理由は「環境にやさしいから」「走行性能が良いから」「ガソリン代がかからないから」が上位に挙がる。
『男性30代』では「災害時や自宅での電源として活用できそうだから」が全体と比べ高く、年代が若いほどEV車ならではの特徴を生かした使い方を視野に入れている傾向がみられる。
EV車両の重視度TOP2×EV車両の満足度TOP2
Q4.あなたはEV車両の以下の項目についてどれくらい重視しているかそれぞれお知らせください。(それぞれ1つずつ選択)
Q5.あなたはEV車両の以下の項目についてどれくらい満足しているかそれぞれお知らせください。(それぞれ1つずつ選択)
EV車両に対する重要度、満足度の度合いは?
重視度、満足度共にいずれの項目も高い水準であるものの各項目を以下の図にプロットすると重視度が高く、満足度が低い象限では「維持費・メンテナンス費」「充電スポットの数」が位置している。
特に充電スポットの数はEV車両の普及と共に増えつつあるものの、まだ不足していると思われている方も一定数いることがわかる。
買い替えるならまたEV車に乗りたいか
Q7.次に車を購入するとした場合、どのような車を購入したいと考えていますか。最も購入したいと思う車を1つお知らせください。(1つ選択)
買い替えるならどの車を購入したい?
買い替えるならまたEV車に乗りたいと思われている方は8割弱となり、EV車両の継続購入意向は高い。
なかでも、『男性30代』、世帯年収が『$200,000 or more』のリピートが期待できる。
調査結果の引用・転載について
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「脱炭素」や「カーボンニュートラル」という言葉がニュースなどで報道されるようになってから、数年が経ちました。そういった中で日本では「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」として「乗用車は、2035年までに、新車販売で電動車100%を実現。」(※ここでの電動車はEV以外も含まれます)を方針として挙げ、アメリカでは当時のバイデン大統領が2021年に「2030年までにアメリカ国内で販売する新車の50%以上を電動化する」(※ここでの電動化はEV以外も含まれます)という大統領令を発令しております。
(参考元:2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略)
(参考元:バイデン米政権、2030年までに新車の半数以上をEV、FCVとする大統領令)
また、日本自動車販売協会連合会のデータによると、2021年から年々新車のEVの登録車数が増えており、2021年の前年比は144.7%、2022年の前年比は149.4%、2023年の前年比は139.2%です。
(参考元:燃料別登録台数)
そこで、当社は海外調査のお問い合わせが多いアメリカと中国を対象に、EV車に関するアンケート調査を実施しました。調査項目は、車に期待することやEV車を選んだ理由、EV車で重視、満足している度合いなどについて聴取しています。
今回はアメリカを対象とした調査データを公開しています。
中国を対象とした調査データはこちら>