公開日:2020.05.15
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在日外国人の困りごとに関するアンケート調査
移住当初と現在のどちらにおいても、クレジットカードの作成に困っている外国人は多い
< TOPICS >
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手続きにおいて、移住当初に最も困ったことは「クレジットカードの作成」
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仕事において、移住当初に最も困ったことは「採用先の少なさ」
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性格や習慣において、移住当初に最も困ったことは「モノをはっきり言わないこと」
調査概要
調査名 | 在日外国人の困りごとに関するアンケート調査 |
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対象者条件 | 【性別】 男性、女性 【年齢】 20~60代 【地域】 全国 【その他条件】 在日年数3年以上 |
調査項目 | ・手続きでの困りごと ・医療の困りごと ・住居の困りごと ・ゴミ出しでの困りごと ・仕事での困りごと ・交通ルールでの困りごと ・買い物をするときの困りごと ・性格・習慣の困りごと ・日本に住み続けたいか |
サンプルサイズ | 423ss |
割付 | なし |
調査期間 | 2020年4月23日(木) ~ 4月28日(火) |
調査方法 | Webアンケート |
調査機関 | 株式会社アスマーク(旧マーシュ) |
手続きでの困りごと
Q1.あなたは、以下の手続きについて、日本に移住してきた当初に困っていたこと及び現在まだ解決していない困りごとはありますか。あてはまるものをすべてお知らせください/Q1-2. 現在でも解決していない困りごと
移住当初と現在のどちらにおいても、クレジットカードの作成に困っている外国人は多い
移住当初と現在どちらとも、クレジットカードの作成が最も高く、手続き時のコミュニケーション、年金などの支払いが上位。また、口座開設、クレジットカードの作成は移住当初に多い悩みで次第に解決されるが、印鑑の作成・登録や運転免許は解決されにくい困りごとであることがみえる。
仕事での困りごと
Q5.あなたは、仕事に関して、日本に移住してきた当初に困っていたこと及び現在まだ解決していない困りごとはありますか。あてはまるものをそれぞれすべてお答えください。/Q5-2.現在でも解決していない困りごと
移住当初は採用先の少なさに困る外国人が多い
移住当初は外国人を採用してくれるところが少ないこと、現在は長時間労働が良いこととされていることが高い。また、評価基準のわかりづらさ、職場でのコミュニケーションは次第に解決されていくが、長時間労働・仕事量の過多は、仕事をしていく中で解消されにくい問題である。
性格・習慣の困りごと
Q8.あなたは、日本人の性格や習慣について、日本に移住してきた当初に困っていたこと及び現在まだ解決していない困りごとはありますか。あてはまるものをそれぞれすべてお答えください。
日本人のモノをはっきりと言わない性格や習慣には困る外国人が多い
移住当初と現在どちらとも、モノをはっきり言わないことが最も高く、時間やルールに厳しいこと、社交辞令がわからないことが上位。また、社交辞令やマナーがわからないことは次第に解消されていくが、近所付き合いや宗教の違いは困りごととして付きまとう問題である。
調査結果の引用・転載について
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在日外国人が日本に住み始めた当初に感じた不便さと、住み慣れても未だに感じる不便さにはどのような違いがあるのでしょうか。日本での生活に慣れた方が未だに感じる不便さにフォーカスして、どのようなことに対し、なぜ不便を感じているのか実態を明らかにしたい。