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スポーツ観戦に関するアンケート調査

公開日:2015.04.01

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スポーツ観戦に関するアンケート調査

スポーツ観戦においては、男性は“チーム”、女性は“選手”を応援している!

男性は“チーム”、女性は“選手”を応援している!

 スポーツやスポーツ観戦を趣味に挙げる人は、老若男女問わず多く存在する。特にスポーツ観戦においては、 2014 年流行語大賞での「カープ女子」のトップ 10 入りや、 2020 年に東京オリンピックの開催が控えていること等、近年益々賑わいを見せている。しかし、同じ「●●観戦好き」でも、その観戦スタイルは、男女で大きく異なるのではないだろうか。今回は、それらを検証するため、スポーツ観戦の意向・経験がある男女 600 名を対象に、インターネット調査を実施した。

 はじめに、好きなスポーツ観戦を尋ねて、結果について 1 位を 3pt 、 2 位を 2pt 、 3 位を 1pt で集計したところ、男女ともに 1 位が野球で 976Pt 、 2 位がサッカーで 770pt と、他のスポーツと圧倒的な差を見せつけた。 3 位以下は、男女で大きく順位が異なり、特に 3 位のフィギュアスケートは、女性が 315pt に対し、男性が 33pt と、スポーツ観戦における男女の嗜好の違いが出る結果となった。

続いて、前問で選択したスポーツ観戦が好きな理由について、各回答を 1pt として集計した結果、男女ともに「見ていて白熱したり感動したりするから」が最も高く 940pt であった。次ぐ「応援している選手がいるから」は、男性が 200pt に対し、女性が 268pt 、 「応援しているチームがあるから」は、男性が 289pt に対し、女性が 152pt と、男性は“チーム主体”、女性は“選手主体”でスポーツ観戦を行う傾向が見られた。次いで、応援している選手の引退により、スポーツの応援・観戦を辞めたことがあるかを尋ねたところ、「応援・観戦を辞めたことがある」と回答した男性は 1 割ほどに対し、女性は 2 割強 と 、女性は、選手個人の動向により、スポーツそのものへの興味・関心度合いが左右されている様子が窺えた。

 また、スポーツ観戦が好きな理由として、男性は「自分がやっている(いた)スポーツだから」、女性は「家族や友人・知人が好きなスポーツだから」「家族や友人・知人がやっている(いた)スポーツだから」が、それぞれ異性を倍近く上回る結果となった。男性は自身の経験に基づいて、女性は周囲に影響を受けて、スポーツ観戦を好きになる傾向がありそうだ。

 更に、最も好きなスポーツ観戦のテレビ/インターネット中継を、誰と見るかという質問では、「ひとり」と回答した男性が 7 割に対し、女性は 3 割半ばに留まった。一方、「配偶者」「子ども」と回答した女性は、男性の倍以上となり、女性のスポーツ観戦において、家族の影響は取り分け大きいと言えそうだ。

 次 に、スポーツの現地観戦やパブリックビューイング( ※ )に行った経験がある人に、その頻度を尋ねると、「 1 年に 1 回 以上 」の合計が男女ともに 7 割前後という結果となり、多くの人がコンスタントにスポーツ観戦に赴いていることが分かった。また、現地での購入物については、性別問わず 9 割近くがグッズや飲食物を購入している結果となった。アルコール飲料は、男性の方が購入率が高いものの、その他のグッズや飲食物に関しては、全体的に女性の方が僅かに購入率が高かった。

 今回の調査で、女性のスポーツ観戦は、周りからの影響を受けやすく、また選手主体であるため、男性よりもやや移り気である様子が窺えた。しかし一方で、現地観戦の頻度や、現地での消費については、男性と同等であり、更に 2020 年東京オリンピックへの興味・観戦意向については、男性を 5 ~ 10 %ほど上回る結果となった。スポーツ観戦を好きな理由やきっかけに多少の違いはあるものの、スポーツを見て熱くなる気持ちや、好きなチーム・選手・国を応援する熱意に、男女の優劣はないようだ。

※ パブリックビューイング・・・試合 の行われていないスタジアムや街頭、映画館等に設置された大型スクリーンで、スポーツを観戦するイベントのこと

執筆者
アスマーク編集局
株式会社アスマーク 営業部 マーケティングコミュニケーションG
アスマークのHPコンテンツ全ての監修を担い、新しいリサーチソリューションの開発やブランディングにも携わる。マーケティングリサーチのセミナー企画やリサーチ関連コンテンツの執筆にも従事。
監修:アスマーク マーケティングコミュニケーションG

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調査概要

調査名 スポーツ観戦に関するアンケート調査
対象者条件
  • 四大都市圏在住、 20-50 代男女、日本国籍
  • スポーツ観戦の意向・経験がある
調査項目
  • 属性(性、年代、職業、居住地、国籍)
  • 好きなスポーツ観戦と理由( 1 ~ 3 位)
  • 選手の引退により応援・観戦を辞めた経験有無
  • スポーツ観戦の方法と観戦スタイル
  • 現地観戦での購入品
  • 現地観戦で知らない人と話すか
  • スポーツ観戦に影響を受けてスポーツを始めた経験有無
  • 2020 年東京オリンピックへの興味と観戦意向
  • 国際大会で応援する国
サンプルサイズ 600s
割付
 
20代
30代
40代
50代
男性75s75s75s75s
女性75s75s75s75s
調査期間 2015年4月27日~4月30日
調査方法 インターネット調査(アスマークの自社モニター )
調査機関 株式会社アスマーク

調査対象

性別 N=600
年代 N=600
職業 N=600
居住地 N=600
国籍 N=600
スポーツ観戦経験 N=600
スポーツ観戦への興味 N=600

【事前調査】
Q.あなたは、スポーツ観戦にどの程度興味がありますか。(1つ選択)

スポーツ観戦に「興味がある(計)」と回答した人は6割以上。 N=1032
 男女別で見ると、男性が7割強に対し、女性が6割弱と、男性の方がやや上回ったが、男女ともに半数以上の人がスポーツ観戦に興味を持っている様子が窺えた。

【本調査】
Q1.あなたが好きなスポーツ観戦を、1位から3位までお知らせください。(それぞれ1つずつ選択)

好きなスポーツ観戦は、男女ともに「野球」が1位で976ポイント、「サッカー」が2位で770ポイント。 N=600
 次ぐ「フィギュアスケート」は、女性が「サッカー」と同程度の315ポイントである一方、男性は僅か33ポイントに留まった。

Q2.前問でお答えいただいたそれぞれのスポーツについて、好きな理由をお知らせください。(複数選択可)

スポーツ観戦が好きな理由は、「見ていて白熱したり感動したりするから」が最も高く940ポイント。 N=600
 男女別に見ると、男性は「自分がやっている(いた)スポーツだから」が、女性は「家族や友人・知人が好きなスポーツだから」「 家族や友人・知人がやっている(いた)スポーツだから」が、それぞれ異性の回答数のおよそ2倍となった。男性は自身の経験、女性は周囲の環境が、スポーツ観戦が好きな理由に影響がありそうだ。

Q3.応援している選手の引退により、そのスポーツの応援や観戦を辞めたことがありますか。(1つ選択)

選手個人の引退で、スポーツの応援・観戦を「辞めたことはない」と回答した男性は7割弱に対し、女性は半数ほどに留まる。 N=600
 一方で、応援・観戦を「辞めたことがある」と回答した女性は、男性より1割以上多く、女性の方が、選手個人の動向によって、スポーツそのものへの興味・関心度合いの変動が大きそうだ。

Q4.(前問でお答えいただいたそれぞれのスポーツについて)これまでに経験したことがあるスポーツ観戦の方法をお知らせください。(複数選択可)

好きなスポーツを現地で観戦したことがある人は7割以上。 N=600
 スポーツニュース等でその様子が取り上げられることが多いパブリックビューイングは、今回の調査で経験したことがあると回答した人は1割強に留まった。

Q5.【1位のスポーツ観戦】について、テレビ/インターネット中継で観戦する大会をお知らせください。(複数選択可)

スポーツの国際大会をテレビ/インターネット中継で観戦する人は85.1%。 n=584
海外大会をテレビ/インターネット中継で観戦する男性は54.4%に対し、女性は34.1%に留まった。


Q6.スポーツのテレビ/インターネット中継は、普段どなたと見られますか。(複数選択可)

スポーツのテレビ/インターネット中継をひとりで見る男性が7割に対し、女性は僅か3割半ば。 n=598
 その他の選択肢は、女性が男性と同程度か上回る結果となり、女性は誰かと一緒に観戦をすることが多い様子が窺える。


Q7.スポーツの現地観戦やパブリックビューイングは、平均して1年間にどのくらい行かれますか。(1つ選択)

スポーツの現地観戦やパブリックビューイングに行った経験がある人のうち、1年に1回以上行く人は7割強。N=438
男女で大きな差はなかった。

Q8.スポーツの現地観戦やパブリックビューイングは、普段どなたと行かれますか。(複数選択可)

スポーツの現地観戦やパブリックビューイングに、女性が一緒に行く相手は、パートナー(配偶者or恋人)が最も多く6割強。 N=438
一方、パートナーと回答した男性は3割ほどに留まり、「友人・知人」や「ひとり」が上回る結果となった。

Q9.スポーツの現地観戦やパブリックビューイングに行かれる際に、現地で購入するものをお知らせください。(複数選択可)

男女別で見ると、アルコール飲料を除き、女性の方が現地での購入率が高い様子が窺える。N=438
一方、パートナーと回答した男性は3割ほどに留まり、「友人・知人」や「ひとり」が上回る結果となった。

Q10.競技場やスタジアム、パブリックビューイング会場等で、知らない人と会話することはありますか。(複数選択可)

競技場やスタジアム等で、知らない人と会話をしたことがある人は約半数。N=438
全体的に、男性が女性を僅かに上回る結果となった。

Q11.スポーツ観戦に影響を受けて、スポーツを始めた経験はありますか。(1つ選択)1
Q12.スポーツ観戦に影響を受けて、始めたスポーツは、現在も続いていますか。(1つ選択)

スポーツ観戦に影響を受けてスポーツを始めたことがある人は、17.8%に留まった。N=600
さらに、スポーツを始めた経験が「ある」回答者のうち、現在もそのスポーツを続けていると回答した人は23.4%に留まり、全体では僅か4%ほどであった。観戦が好きなスポーツでも、自分自身で取り組むことはあまりないと言えそうだ。

Q13.2020年に開催される東京オリンピックにどの程度興味がありますか。(1つ選択)

2020年に開催される東京オリンピックに興味がある人の合計は8割以上。N=600
男女別に見ると、男性よりも女性の方が「興味がある(計)」と回答した割合が10ポイント近く上回った。

Q14.2020年に開催される東京オリンピックを観戦したいですか。(複数選択可)

2020年の東京オリンピックを「現地で観戦したい」人と、「テレビ/インターネットで観戦したい」人は、ほぼ同数で6割。N=600
「観戦したくない」と回答した人は僅かで、ほぼ全員が東京オリンピックを観戦したいと考えているようだ。

Q15.スポーツの国際大会(オリンピック、ワールドカップ、世界選手権等)では、どこの国を応援しますか。最もお気持ちに近いものをお知らせください。(1つ選択)

スポーツの国際大会で「日本を応援する」人は9割。N=600
男女に大きな差はなく、多くの人が自国を応援する結果となった。

調査結果の引用・転載について

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