公開日:2012.04.01
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メルマガに関するアンケート調査
企業が配信するメルマガ、読みたいと思うコンテンツは?読まない内容は?会社経営者・役員・会社員に調査
企業が配信するメルマガ、読みたいと思うコンテンツは?読まない内容は?会社経営者・役員・会社員に聞きました。
調査概要
調査名 | メルマガに関するアンケート調査 |
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対象者条件 | 全国の20代~50代男女で、会社員または会社経営者・役員の方 | ||||||||||||||
調査項目 | ・属性(性別、年齢、職業、居住地、勤務地、普段使用しているデバイス) ・現在所有しているメールアドレスの種類(複数回答) ・所有しているが使用していないメールアドレスの種類(複数回答) ・仕事・ビジネスに関するメルマガの受信有無(単一回答) ・メルマガ受信のきっかけ別の開封状況(それぞれ単一回答) ・企業が配信するメルマガのコンテンツとして読みたいもの(複数回答) ・メルマガをきっかけとした企業への問い合わせ経験有無(単一回答) ・企業からのメルマガを開封しない・読まない時の理由(複数回答) |
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サンプルサイズ |
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調査期間 | 2012年4月20日~4月24日 | ||||||||||||||
調査方法 | インターネット調査(アスマークの自社モニター ) | ||||||||||||||
調査機関 | 株式会社アスマーク |
調査対象
性別 N=1,956 | |
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年代 N=1,956 | |
職業 N=1,956 | |
居住地 N=1,956 | |
勤務地 N=1,956 | |
普段使用しているデバイス N=1,956 |
Q1.あなたがお持ちのメールアドレスについて、あてはまる種類をすべてお選びください。(複数選択可)
Q2.その中で、ほとんど使っていない、または1ヶ月以上メールをチェックしていないメールアドレスはありますか。(複数選択可)
Q3.あなたは、あなたのお仕事やビジネスに関連するメルマガは、何か受信していらっしゃいますか。(1つ選択)
※中身を読んでいなくても、受け取っているものがあれば「受信している」をお選びください。
■仕事・ビジネスに関するメルマガの受信有無 N=1,956
自身の仕事やビジネスに関するメルマガを、現在受信しているかどうか(読んでいるかどうかに関わらず)回答してもらった。全体では「受信している」という人が54.0%で最も多く、「受信したことがない」(27.5%)、「過去に受信していたが今はない」(14.6%)となった。「わからない」という人も3.9%いた。
また、職業別に見ると、【経営者・役員】では「受信している」人の割合が最も高く76.2%で、【会社員(役職)あり】では72.7%と、それぞれ7割を超えている。【会社員(一般社員)】では、50.5%でほぼ半数だった。
仕事・ビジネスに関連するメルマガを受信している人
Q4.お仕事やビジネスに関連するメルマガで、次のようなものは受信したり、読んだりされていますか。それぞれお答えください。(それぞれ1つずつ選択)
■受信きっかけ別 開封状況 n=1,057
仕事・ビジネスに関連するメルマガといっても、自分で申し込んだものもあれば、名刺交換など何らかの接点があって送られてくるものもある。また、中には、何らかの方法でメールアドレスを入手した相手から一方的に送られてくるものもあり、受信のきっかけは様々だ。ここでは4つのきっかけに分類し、受信の有無と開封状況をたずねた。
Q4-1 【自分で読者登録した「無料」のメルマガ】は、受信している人が全体の97.1%と、非常に高い。また、そのうち中身を読んでいる人の割合も高いと言える。
Q4-2 【自分で読者登録した「有料」のメルマガ】は、受信している人が13.3%と1割程度ではあるが、有料なだけあって、ほとんどの人が毎回、またはたまに中身を読んでいる。
Q4-3 【名刺交換やセミナー受講などをきっかけに送られてくるようになったメルマガ】は、50.4%と、全体の約半数の人が受信しているという状況。自分から申し込んだメルマガではないものの、「中身は読んでいない」と答えた人よりも、読んでいる(毎回、またはたまに)と答えた人の方が、割合としては高かった。
Q4-4 【身に覚えがなく、勝手に送られてくるようになったメルマガ】は、約6割の人が何かしら受信しているという結果に。そのうちほとんどの人が「中身は読んでいない」と回答したものの、「読んでいる」という人はゼロではなかった。
仕事・ビジネスに関連するメルマガを受信している人
Q5.「企業」が発行するメルマガについてお聞きします。メルマガのコンテンツは様々ありますが、どのようなものが書かれていたら、「読みたい」「読んでみよう」と思われますか。(複数選択可)
■企業が配信するメルマガのコンテンツとして、「読みたい」「読んでみよう」と思うもの n=1,057
企業が発行するメルマガのコンテンツとしては、どのようなものが関心を持たれるのだろうか。選択式で回答してもらった。最も多かったのは、「その企業の新商品(サービス)、キャンペーンなどの最新情報」で、過半数となった(56.4%)。企業が発行するメルマガのコンテンツとしては最もオーソドックスなものと言える。
次に、「仕事に役立つマメ知識」(37.4%)、「メルマガ読者限定の特典・キャンペーンなどの情報」(33.8%)、「日常生活に役立つマメ知識」(31.2%)と続いた。その他、その企業または自分自身、さまざまな業界に関する話題・ニュース、経営者や社員に関するコンテンツ、その企業の商品(サービス)に関する解説や導入事例など、さまざまなコンテンツ候補を挙げているが、選択はそれぞれ1~3割程度にとどまった。
「その他のコンテンツ」(0.7%)の具体的な回答としては、『その企業に対するクレームと、それにどのように対応したか。』(30代女性)、『グローバル視点』(40代男性)などが出た。クレームの内容を公表することは企業にとって非常に勇気がいる行動だが、誠意を持って対応し、改善を行った実績などがあるのであれば、それを伝えることによって、読者(ユーザー、顧客)のイメージアップ、信頼感アップにつながるかも知れない。
仕事・ビジネスに関連するメルマガを受信している人
Q6.今までに、メルマガをきっかけとして「企業」に電話やメールで問い合わせを行ったことはありますか。(1つ選択)※メルマガの内容とは直接関係のない問い合わせも含みます。
■メルマガをきっかけとした企業への問い合わせ経験有無 n=1,057
メルマガをきっかけとして、電話やメールで企業に問い合わせをしたことがある人はどれくらいいるのだろうか。全体では、「ある」と答えた人は18.1%と2割弱。「検討したことはあるが、実際に問い合わせたことはない」という人は23.4%で、「ない」という人は58.6%だった。約4割の人は、メルマガをきっかけにして企業に何かしらの問い合わせをしようと検討した、または実際に問い合わせた経験があるという結果になった。
また、職業別に見てみると、「ある」という人の割合にそれほど大きな差はなかったものの、【会社経営者・役員】が最も高く、約5人に1人(21.6%)だった。【正社員(役職あり)】は21.2%で、【正社員(一般社員)】は16.7%だった。
仕事・ビジネスに関連するメルマガを受信している人
Q7.「企業」からのメルマガを開封しない、中身を読まない時の理由として、どのようなことがあるでしょうか。あてはまるものをお選びください。(複数選択可)
■企業からのメルマガを開封しない・読まない時の理由 n=1,057
最後に、企業からのメルマガを開封しない、中身を読まない時の理由としてどのようなことがあるのか選択してもらった。「読むのが面倒くさいから」が最も多く、4割強だった(42.4%)。「読む時間がないから」(37.7%)、「あとで読むつもりでいて、結局読まなかったから」(36.0%)もそれぞれ多く、なかなかメールを読む時間、余裕がないという人が多い様子がうかがえる。
また、2番目に多かったのは「件名を見ても興味が湧かないから」(41.3%)。受信トレイにずらりと並ぶ中で、受信者の関心を引く、興味を湧かせるような件名になるよう工夫することで、メルマガの開封率を改善できる余地がありそうだ。(ただし、件名と内容が全くマッチしていないとかえって悪印象を与えてしまう可能性もあるため、中身に合った件名であることが前提。)
「その他の理由」(0.9%)の具体的な回答としては、『ウィルスを送信されるのがこわいから。 』(50代男性)『セキュリティーが心配』(50代男性)など、メルマガの内容以前に、安全性を考えての理由が複数あがった。
調査結果の引用・転載について
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■現在所有しているメールアドレスの種類 N=1,956
まず、利用状況に関わらず、持っているメールアドレスの種類を回答してもらった。「自宅のメールアドレス(プロバイダ、ケーブルテレビなど)」が最も多く(70.7%)、会社のメールアドレスを持っている人は、57.7%だった。フリーメールアドレスの中では「Yahoo!メール」が最も多く(63.6%)、6割以上の人がアカウントを持っている。次が「Gmail」(36.9%)、「Hotmail」(21.5%)、「gooメール」(9.8%)となった。
一人あたり、平均4種類のメールアドレスを持っているという結果になった。
尚、本アンケートの回答者は全員インターネットリサーチモニターであるため、(連絡用に必要な)メールアドレスを持たない人ははじめから含まれていない。
■所有しているが、使用していないメールアドレスの種類 N=1,956
次に、ほとんど使っていない、または1ヶ月以上メールをチェックしていないアドレスがあるかどうか回答してもらったところ、「一つもない」と答えた人は61.3%となり、約4割の人はほとんど使っていないメールアドレスがある、という結果になった。
全体の割合だけで見ると、最も多かったのは「Yahoo!メール」(10.9%)だが、アドレスの種類ごとに見てみると、「gooメール」「Info seekメール」では、持っていると回答した人のうち、約半数がほとんど使っていないと回答している。