公開日:2013.01.01
- 食品・飲料
調味料(味噌)に関するアンケート調査
調味料の「さしすせそ」は9割の主婦が常備、味噌の用途はみそ汁以外にも多種多様
調味料の「さしすせそ」は9割の主婦が常備。味噌の用途はみそ汁以外にも煮物、ディップ、隠し味と多種多様。
調査概要
調査名 | 調味料(味噌)に関するアンケート調査 |
---|---|
対象者条件 | 全国の20代~60代の既婚女性で、週3日以上料理をする人 |
調査項目 | ・属性(性別、年代、居住地、未既婚と子どもの有無、職業) ・料理をする頻度(単一回答) ・現在常備している調味料(複数回答) ・常備していない調味料のうち、過去に常備していたまたは使っていたもの(複数回答) ・味噌を使う料理の種類(複数回答) ・料理での味噌の使い方(みそ汁を除く)(自由回答) ・自宅でみそ汁を飲むかどうか(単一回答) ・みそ汁の作り方ついて(単一回答) 【アンケートで尋ねた調味料】 砂糖/塩/こしょう/酢/しょうゆ/味噌/みりん/料理酒/マヨネーズ/ケチャップ/マスタード/ソース/ オイスターソース/豆板醤/コチュジャン/魚醤(ナンプラーなど)/塩麹/ラー油 <以上18種類> |
サンプルサイズ | 500ss |
割付 | 【年代】 20代:20.0%、30代:20.0%、40代:20.0%、50代:20.0%、60代:20.0% 【職業】 仕事をしている:50.0%、専業主婦:50.0% |
調査期間 | 2013年1月28日(月)~1月30日(水) |
調査方法 | インターネット調査(アスマークの自社モニター ) |
調査機関 | 株式会社アスマーク |
調査対象
性別 N=500 | |
---|---|
年代 N=500 | |
居住地 N=500 | |
未既婚と子どもの有無 N=500 | |
職業 N=500 | |
自宅で料理をする頻度 N=500 |
Q1.次の中から、ご自宅のキッチンまたは冷蔵庫に“常備”している調味料を教えてください。(複数選択可)
Q2.過去に常備していた、または使っていたことがある調味料があれば、教えてください。(複数選択可)
※「味噌」を常備している人
Q3.あなたは、「味噌」をどのようなお料理に使っていますか。あてはまるものをすべてお選びください。(複数選択可)
■味噌を使う料理の種類 n=495
味噌を常備している人に、どのような料理に使っているのか答えてもらった。
やはり圧倒的に多いのは「みそ汁」で、ほぼ全員が回答した(99.4%)。みそ汁以外の料理では、「炒め料理」(66.5%)、「煮物」(53.3%)、「あえもの」(41.4%)、「そのまま(食材につけて)」(38.2%)、「焼き料理」(37.4%)、「ソース・タレ・ドレッシング」(34.3%)の順で多かった。その中でも「あえもの」については、年代が高くなるほど使用する割合が高く、20代主婦では25.0%であるのに対し、60代主婦では62.6%と6割を超えた。
また、少数だったのは「煮込み料理」(14.1%)と「漬けもの」(13.9%)。「漬けもの」は60代主婦で21.2%とわずかに2割を上回り、20代主婦では9.0%と1割未満だった。
※「味噌」を常備していて、使っている人
Q4.みそ汁“以外”の「みそ」の使い方についてお尋ねします。ご自宅でのお料理で、「味噌」をどのように使っているか、具体例も含めてお聞かせください。(自由回答)
■料理での味噌の使い方(みそ汁を除く) n=494
みそ汁以外の料理では、どのように味噌を使っているのだろうか。具体的な使用方法を聞いた。
オーソドックスな魚の味噌煮や炒め物、味噌漬けなどのほか、マヨネーズと組み合わせた使い方も多かった。味噌とマヨネーズを混ぜて、「ディップ」にして生野菜や温野菜につける食べ方が多いが、肉に塗って焼いたり、パンにのせて焼く人もいた。
また、餃子の具に混ぜたり、ハンバーグやカレー、シチュー、パスタに加えてコクを出す「隠し味」としても活用されている。
実際の回答(一部)
『水菜のサラダ。油揚げをカリカリに焼いて、水菜を入れて、味噌とマヨネーズで味付けます。』(20代)
『マヨネーズの中にみそを少量入れたディップがとてもおいしい。野菜スティックがたくさん食べれる。』(30代)
『みそとマヨネーズを合わせて鶏肉につけて焼いたり、野菜のボイルにかけたりする。』(40代)
『味噌とマヨネーズを合わせて大根サラダなどのソースにしたり、里芋グラタン風に上にかけて焼いたりする』(50代)
『みそとマヨネーズとはちみつをあわせて温野菜のドレッシングとして使う。』(60代)
『肉団子を作る際に隠し味として使っている。田楽味噌や、からし酢味噌なども普通のお味噌から手作りしている。
和風グラタンなどにも使っている。』(20代)
『モツ煮込みを作ったり、カレーやハヤシライス、ビーフシチューの隠し味に使っている。
そのまま野菜スティックに付けたり、たれやソースを作ったりもします。』(30代)
『煮物や炒め物に隠し味のように入れるとご飯に合う味になる』(40代)
『おにぎりに付けて焼く、カレーに隠し味として加える、色々な鍋料理の際に、味の深みを出すために加える』(50代)
『マーボ豆腐に豆板醤だけでなく味噌も入れる。スパゲティーミートソースの隠し味に入れる。さばの味噌煮。』(60代)
『チャーハンの味付けに使う。お湯にスプーン2杯ぐらいの味噌を溶かして、味付けしていく。』(20代)
『キムチ鍋を作る時にみそを混ぜて味噌キムチ鍋にします。味もマイルドになるので、子供たちも食べられます。』(30代)
『こんにゃくと豚肉の味噌煮。みそに韓国唐辛子を加えて、コチュジャンの代わりに使います。』(30代)
『豆味噌をカレーに入れる。白みそを豆乳でのばしてシチュー風にする。』(40代)
『焼きおにぎり(みそ+ピザ用チーズ+かつお節をご飯にまぜておにぎりをつくり、フライパンで少量のごま油と焼く)』(40代)
『炒め物のあじつけに使う。最近はキャベツとウィンナーとコーンのスープを味噌バター味で作る。』(50代)
『味噌は少し古くなると色が黒っぽくなるのでそれはいつも一晩キュウリにつけて袋に入れておいて一夜漬けにしたり、
カジキマグロなどの魚に同じように付けておくと味噌漬けができる。』(60代)
Q5.あなたは、ご自宅で「みそ汁」は飲みますか。(1つ選択)
■自宅でみそ汁を飲むかどうか N=500
味噌を常備していない人も含めた全員に、自宅でみそ汁をどのぐらい飲むかたずねた。
すると、75.8%の主婦が「よく飲む」と回答し、「たまに飲む」(21.4%)と合わせると合計97.2%となった。
今も地域や世代を問わずに親しまれている“国民食”であることがうかがえる。
※みそ汁を飲む人
Q6.ご自宅でみそ汁を飲む時は手作りですか、インスタントですか。あてはまるものをお選びください。(1つ選択)
・手作り…みそ(だし入りも含む)を使って自分で作ったもの
・インスタント…お湯を注ぐだけの即席タイプ、カップ入りみそ汁など
■みそ汁の作り方について n=486
「いつも手作り」と答えた人が多く(61.9%)、6割の主婦がみそ汁はいつも手作りをしているという結果になった。「手作りとインスタントを併用」は37.2%で、「いつもインスタント」という主婦は、わずか0.8%だった。専業主婦のみで見ると、「いつも手作り」が68.3%と7割近い。一方働く主婦でも、55.6%と半数を超えた。
調査結果の引用・転載について
- 本レポートの著作権は、株式会社アスマークが保有します。
- 引用・転載される際は、必ず「アスマーク調べ」と出典を明記してご利用いただくようお願いします。
- その際、引用・転載される旨を当社までご一報ください。
- 調査の内容の一部または全部を改変して引用・転載することは禁止いたします。
- 自社商品の宣伝・広告・販促を目的とした使用を検討されている場合は、必ず事前に当社までご相談ください。
- 引用・転載されたことにより利用者または第三者に損害その他トラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いません。
■現在常備している調味料と、常備していない調味料の過去の常備・使用経験 N=500
基本の「さしすせそ」5種類と、「こしょう」「マヨネーズ」「ケチャップ」「ソース」の合計9種類で、常備率が90%を超えた。「さしすせそ」すべてを常備している主婦は89.4%で、ほぼ9割。年代別で常備率を見ると、「マスタード」「塩麹」「ラー油」は、20代・30代の主婦よりも40代や50代・60代の主婦の方が高くなっていることがわかった。
常備している種類数で見ると、アンケートで挙げた18種類のうち、平均で13.4個。この数は、【専業主婦】と【働く主婦】(パート・アルバイトも含め現在仕事をしている人)で比べてみても、ほぼ同じであった。