公開日:2013.12.01
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家電に関するアンケート調査(美容家電編)
購入して後悔したことがある美容家電「ヘアアイロン」と「ドライヤー・イオンドライヤー」
調査概要
調査名 | 家電に関するアンケート調査(美容家電編) |
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対象者条件 | 全国の20代~50代女性 |
調査項目 | ・属性(性別、年代、居住地、未既婚) ・美容家電を購入する時の傾向(単一回答) ・美容家電を購入する時の訪問店舗数(単一回答) ・美容家電を購入して後悔した経験の有無(単一回答) ・購入して後悔したことがある美容家電(複数回答) ・その中で特に後悔が大きかった美容家電(単一回答) ・その美容家電を購入して後悔した理由(自由回答) ・その美容家電をその後どうしたか(単一回答) |
サンプルサイズ | 600ss |
割付 | 【年代】 20代:25.0%、30代:25.0%、40代:25.0%、50代:25.0% |
調査期間 | 2013年12月19日(木)~ 12月24日(火) |
調査方法 | インターネット調査(アスマークの自社モニター ) |
調査機関 | 株式会社アスマーク |
調査対象
性別 N=600 | |
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年代 N=600 | |
居住地 N=600 | |
未既婚 N=600 |
Q1.あなたは、ご自身が使う「美容家電」を購入する際に、じっくり検討してから購入するタイプ(熟考派)ですか?それとも、あまり迷わずに決めるタイプ(即決派)ですか?(1つ選択)
美容家電の一例・・・ヘアドライヤー、ヘアアイロン、脱毛器、スチーマー、フィットネス機器など
Q2.あなたは、購入したいと思う「美容家電」を選ぶ際、平均で何軒ぐらいのお店(実店舗)を見に行きますか。(1つ選択)
■美容家電を購入する時の訪問店舗数 n=489
購入したい美容家電を選ぶ際に、何軒ぐらい実店舗に見に行くかを答えてもらった。最も多かったのは「2軒」で40.3%。「3軒」(16.8%)、「4軒」(0.6%)、「5軒以上まわる」(2.2%)を加えると59.9%となり、6割の女性が美容家電を選ぶ際に2軒以上のお店(実店舗)を見に行くという結果になった。「1軒」だけと回答したのは約4人に1人で24.3%、「0軒(インターネットやカタログ・チラシだけで検討する)」は、15.7%となった。
こちらも目立った年代差は見られないが、40代において「0軒(インターネットやカタログ・チラシだけで検討する)」の割合が20.6%とやや高くなっている。
Q3.あなたは今までに「美容家電」を購入して、何らかの理由で後悔したことはありますか。(1つ選択)
■美容家電を購入して後悔した経験の有無 n=489(美容家電を購入することがある人)
美容家電を購入した後、何らかの理由で“後悔”したことがあると答えた女性は、56.5%でおよそ半数という結果になった。
「1度か2度は後悔したことがある」と答えた人が48.5%、「何度も後悔したことがある」と答えた人が8.0%となっている。「後悔したことはない」は27.8%で、「覚えていない・わからない」が15.7%となった。
年代別に比較すると、後悔した経験の有無に年代差はほとんど見られないが、「何度も後悔したことがある」と答えた女性が20代では3.6%、30代では5.5%であるのに対し、40代・50代ではそれぞれ10%を超えた。
※後悔したことがある方
Q4.次にあげる「美容家電」の中に、あなたが購入して後悔したことのある製品はありますか。いくつでもお選びください。(複数選択可)
※フェイスローラー、バランスボール、ヨガマットなど電気・電池を使用しないものは除く
■購入して後悔したことがある美容家電 n=276(後悔したことがある人)
購入して後悔したことがある美容家電として最も多かったのは、「ヘアアイロン」と「ドライヤー・イオンドライヤー」の二つで、同率(33.7%)となった。3番目に多いのは「美顔器・スチーマー」(21.7%)で、その後「レディースシェーバー・脱毛器」(19.9%)、「ダイエット・フィットネス機器」(16.3%)と続く。
年代別に多いものを比較すると、いずれの年代でも、「ヘアアイロン」と「ドライヤー・イオンドライヤー」が上位に入った。特に20代では「ヘアアイロン」が多く、50.8%で2人に1人となっている。それ以外では、20代・30代では「レディースシェーバー・脱毛器」が上位3つに入り、40代・50代では「美顔器・スチーマー」が入った。また、「ダイエット・フィットネス機器」が、40代と50代の両方で4番目に多かった。
※後悔したことがある方
Q5.購入して後悔したことのある美容家電の中で、特に後悔が大きかったものを1つだけお選びください。(1つ選択)
Q6.後悔した理由について、具体的にお聞かせください。(自由回答)
■その中で特に後悔が大きかった美容家電 n=276(後悔したことがある人)
購入した後に何らかの理由で後悔したことがある美容家電のうち、特に後悔が大きかったものを1つだけ選んでもらった。その結果も、「ヘアアイロン」が20.7%で最も多く、僅差で「ドライヤー・イオンドライヤー」が19.2%で2番目となった。3番目~5番目はQ4と同じく「美顔器・スチーマー」(15.6%)、「レディースシェーバー・脱毛器」(13.0%)、「ダイエット・フィットネス機器」(9.4%)。
20代では、「ヘアアイロン」「まつ毛用カーラー」「レディースシェーバー・脱毛器」の3つが、他の年代に比べやや高くなっている。
【後悔した理由】(一部を抜粋)( )内は年代
・『温度が熱くなりすぎて、髪が焦げてしまう。ヘアアイロンを置く際に直接アイロン部分が付いてしまって、床やテーブルに置けない。』(20代)
・『熱くなるまで時間がかかりすぎて待てない。また、思ったように簡単には使えなかったし、スチームもすぐ壊れてしまった。』(30代)
・『ロットの大きさが選べないものを購入してしまい、実際に巻いてみたら違うロットのほうが良かったと後悔した』(40代)
・『機能や効果を重視して購入したら、本体サイズや音が大きいものになってしまい、収納や夜間の使用に不便だったこと』 (20代)
・『重くて使いづらい。価格に見合う効果を感じられなかった』 (30代)
・『付属品に魅かれて購入したが、使い勝手が悪くて付属品は当初しか使用しなかった。』 (40代)
・『イオンドライヤーを購入したまでは良かったけど、風力が思った以上に弱くて髪を乾燥させるのに時間がかかって困ること。』 (50代)
・『重くてすべての髪が満足するまで使用できない』(50代)
・『就寝時に使うものでそれが売りだったけど電源が入ってる間、機械音?みたいなのが耳障りで寝れなかったから。』 (20代)
・『高かったけど使うのがめんどくさくなってほとんど使ってないし、場所もとる。その上専用の美容液も高い』 (30代)
・『高かったけど使うのがめんどくさくなってほとんど使ってないし、場所もとる。その上専用の美容液も高い』 (30代)
・『実際に使ってみると、後処理が面倒で使わなくなってしまった。』 (50代)
・『脱毛器が思ったより痛く、期待した仕上がりでもなかったため浪費したと後悔した。』 (20代)
・『使えば使うほど毛が濃いくなって嫌な思いをした。その後サロンに通ったのでこっちにお金を使えばよかったと後悔しました。』 (30代)
・『取扱説明書に書いてあるようには脱毛できなくて、痛みも伴ったから。』 (40代)
・『テレビ通販で人気のものと似たような商品をネットで安く購入したが、音はうるさいし重いし…偽物は安くても買わないほうがいいと思った』(20代)
・『ぶるぶる振動する高い機械を買ったが、効果が見られず邪魔になって捨てた。』(40代)
・『効果があまり感じられなかった 今は邪魔なだけ 処分するにも粗大ゴミ料金がかかる』(50代)
・『カーブが目にあっていなくてうまく巻けなかった。』(40代)
※後悔したことがある方
Q7.その(後悔した)美容家電は、その後、どうされましたか。(1つ選択)
■その美容家電をその後どうしたか n=276(後悔したことがある人)
特に後悔の大きかったその美容家電を、その後どのようにしたのか答えてもらった。最も多かったのは、「使わずに持っている」で38.0%、次いで「我慢して(あきらめて)使った」が31.5%となった。その他は、「捨てた」(13.8%)、「人に譲った、売った、リサイクルに出した」(8.3%)、「別の製品に買い替えた」(6.9%)となっている。「修理・交換した」「返品した」はどちらも1%未満でごくわずかだった。
(Q5で)【ドライヤー・イオンドライヤー】を選択した人は、「我慢して(あきらめて)使った」との回答が多く、【美顔器・スチーマー】【レディースシェーバー・脱毛器】【ダイエット・フィットネス機器】といった製品を選択した人では「使わずに持っている」という回答が多かった。
調査結果の引用・転載について
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■美容家電を購入する時の傾向 N=600
ドライヤーやヘアアイロンといった美容家電を購入する際に、熟考してから購入するか、即決するかのどちらのタイプにあてはまると思うかを答えてもらった。「熟考派」と答えた女性は、「熟考派」が25.2%、「どちらかといえば熟考派」が39.0%で、合計64.2%となった。「どちらでもない」は9.3%で、「どちらかといえば即決派」または「即決派」と答えた女性は8.0%だった。「美容家電を購入することはない」は18.5%で2割近く、年代別で見ると20代の4人に1人(25.3%)が自分では購入しないという回答になった。
尚、「購入することはない」と答えた女性を除く489人中では、「熟考派」(どちらかといえば含む)が78.7%と約8割に上る。 美容家電を購入する際に、あまり検討せず即決で購入する女性は、少数派だということがわかる。
また、熟考派:即決派の比率に関して、年代による差はあまり見られないが、「熟考派」は30代でやや多く、50代ではやや少なくなっている。