公開日:2014.08.01
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2014年のお中元に関するアンケート調査
女性が贈るお中元、人気トップ3は「ビール」「お菓子(洋菓子・和菓子)」「コーヒー・ジュース・お茶」
調査概要
調査名 | 2014年のお中元に関するアンケート調査 |
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対象者条件 | 全国在住、20代~60代既婚の女性と20代~40代の未婚女性 |
調査項目 | ・属性(性別、年齢、未既婚、居住地) ・お中元を贈ったかどうか・贈った件数(SA) ・【贈った人】お中元を贈った相手(MA) ・【贈った人】1件あたりの購入費用(SA) ・【贈った人】お中元の渡し方(SA) ・【贈った人】お中元に贈った品と、それを選んだ理由(FA) ・お中元についてわからないこと、気になること、悩み(FA) ・お歳暮を贈る予定の有無(SA) |
サンプルサイズ | 800ss |
割付 | 【性別】 女性:100.0% 【年代】 20代:25.0%、30代:25.0%、 40代:25.0%、50代:12.5%、60代:12.5% 【未既婚】既婚:62.5%、未婚:37.5% |
調査期間 | 2014年8月20日(水)~8月22日(金) |
調査方法 | インターネット調査(アスマークの自社モニター ) |
調査機関 | 株式会社アスマーク |
調査対象
性別 N=800 | |
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年代 N=800 | |
未既婚 N=800 | |
居住地 N=800 |
Q1.あなたのご家庭では、今年、「お中元」を贈りましたか。贈った方は、件数もお答えください。(1つ選択)
※お中元を贈った方
Q2.今年、お中元を贈った相手としてあてはまる方を、すべてお選びください。(複数選択可)
■【贈った人】お中元を贈った相手 n=302
お中元を贈った相手を聞いたところ、「親戚(自分・夫の親以外)」が54.0%で最も多かった。次に多いのは「自分の親」で37.7%。「夫の親」が31.1%、「友人・知人」が21.9%、「仕事関係(上司・先輩・取引先など)」が21.2%と続いている。少数だったのは「恩師」の4.3%、「自分の子ども」の3.3%。「その他」(2.6%)の内容としては、自分の兄弟姉妹、稽古事の先生、主治医、お寺、といった回答があった。
※お中元を贈った方
Q3.お中元の購入費用は、1件あたりいくらぐらいでしたか。(1つ選択)
■【贈った人】1件あたりの購入費用 n=302
お中元の品の1件あたりの購入費用を答えてもらったところ、最も多い価格帯は「3000円以上4000円未満」で35.1%となった。次に「2000円以上3000円未満」が23.8%、「4000円以上5000円未満」が22.5%と続き、2000円~5000円未満が全体の8割を占めている。
※お中元を贈った方
Q4.お中元の渡し方についてお伺いします。今年、あなたのご家庭で贈ったお中元は、贈り先に持参されましたか、それとも配送されましたか。(1つ選択)
■【贈った人】お中元の渡し方 n=302
中元の渡し方について聞いたところ、「配送した」と答えた人がが68.9%で7割を占めた。双方の都合や距離の問題などもあるためか、手渡しはせずに配送する人が多いことがわかった。「持参した」と答えた人は18.5%、「持参したところもあれば配送したところもある」と答えた人は12.6%で、持参した先がある人は約3割となっている。
※お中元を贈った方
Q5.今年のお中元に、どのような品物を購入されましたか。その品を選んだ理由も合わせてお聞かせください。(最大3つまで記入・自由回答)
■【贈った人】お中元に贈った品と、それを選んだ理由 n=302
お中元に贈った品を1人につき最大3品まで記入してもらい、その回答を集計したところ、最も多くの人が選んだ品は「ビール」で、次に僅差で「お菓子(洋菓子・和菓子)」という結果になった。お中元を贈ったと答えた302人のうち、ビールは86人(28.5%)、お菓子(洋菓子・和菓子)は80人(26.5%)が挙げた。
3番目に多いのは「コーヒー・ジュース・お茶」の嗜好飲料(アルコール飲料を除く)で、20.2%となっている。次いで、「ハム」(12.6%)、「麺類(そうめん、蕎麦など)」(11.6%)、「フルーツ」(8.3%)、「海産物」(8.3%)と続いた。お米券やビール券といった「金券類・現金」は4.0%だった。
その商品を選んだ理由(回答の一部) ※( )内は年代/未既婚
< ビール >を贈った人 n=86
- 「賞味期限が長く、本人や家族も飲むので、使いやすいと思ったから。」(20代・既婚)
- 「先方が好きだし、毎回これと決めている」(30代・既婚)
- 「本人のリクエスト、毎年同じもの」(40代・既婚)
- 「ギフト限定のビールだったから」(50代・既婚)
- 「夏のお中元の定番でまず失敗がないから」(60代・既婚)
- 「日持ちして、受け取った側が好きなものだから」(20代・未婚)
- 「この季節はどの家庭でも喜ばれるから。」(40代・未婚)
< お菓子(洋菓子・和菓子)>を贈った人 n=80
- 「涼しげで美味しそうに見えたから。値段も手ごろだった。」(20代・既婚)
- 「自分の親には変わった洋菓子をあげて楽しんでもらいたいから。」(30代・既婚)
- 「そこで働く人達で分け合って食べられるように」(40代・既婚)
- 「初めて送る相手だったので、無難なものを選んだ」(50代・既婚)
- 「日持ちするし、美味しそうだったから。」(60代・既婚)
- 「品数が多くて子供のいる家庭でも喜んでもらえそうだから」(20代・未婚)
- 「高齢者の為 好きそうな和菓子にした」(40代・未婚)
< コーヒー、ジュース、お茶 >を贈った人 n=61
- 「送るものが思いつかなかったので無難なものを選んだ」(紅茶、コーヒーの詰め合わせ)(20代・既婚)
- 「両親ともにお酒を飲まないので、マンゴーやグァバ、パインなど南国フルーツの100%ジュースの珍しい詰め合せを見つけたので選びました。」(ジュース)(30代・既婚)
- 「毎日コーヒーを飲むことを楽しみにしているから」(コーヒー)(30代・既婚)
- 「100%野菜なので、健康に良いと思ったので」(野菜ジュース)(60代・既婚)
- 「日持ちがするし、相手が好きなものなので」(コーヒー)(40代・未婚)
- 「好き嫌いが激しそうじゃないから。嫌いな人は少なそう。」(ジュース)(40代・未婚)
< ハム >を贈った人 n=38
- 「ハムは調理しなくても食べられて、手軽だし、嫌いな人はめったにいないので気に入ってもらえると思ったから。」(20代・既婚)
- 「家族みんなが喜びそうだから」(30代・既婚)
- 「毎年贈っており重宝されているから。」(60代・既婚)
- 「相手の人の好物だから」(20代・未婚)
< 麺類(そうめん、蕎麦など)>を贈った人 n=35
- 「高齢の家に贈るものだったので、消え物で食べやすい物を、と思ったから。」(20代・既婚)
- 「家族全員が食べれそうなものだから」(40代・既婚)
- 「夏によく食べるものだから」(20代・未婚)
< フルーツ >を贈った人 n=25
- 「お菓子よりも消費しやすく、少人数でも食べやすいと思ったから」(もも)(20代・既婚)
- 「お中元のパンフレットの表紙にあったし、フルーツが好きな人に送ったから」(果物)(50代・既婚)
- 「美味しい農園から毎年贈ることにしているので」(産地直送の巨峰)(60代・既婚)
< 海産物 >を贈った人 n=25
- 「ご家族でBBQを楽しまれる方なので、岩牡蠣や帆立などをお送りしました。」(日本海の新鮮活魚)(30代・既婚)
- 「お義父さんが好きなので。親戚も集まるし、会食にもいいかと思いました。あと子供も食べたがったので。」(カニ)(30代・既婚)
- 「毎年の恒例で、気軽に受け取ってもらえるから」(のり)(50代・既婚)
< 油・調味料 >を贈った人 n=19
- 「無駄にならずに日持ちもして贈っても迷惑にならないから」(調味料セット)(30代・既婚)
- 「必ず使うものなので。」(サラダ油)(50代・既婚)
< 金券類、現金 >を贈った人 n=12
- 「独身20代の会社の後輩からお中元を頂き、そのお返しでクオカードにした。独身男性で、ビールは飲まない方で、食事は専らコンビニらしいのでクオカードを贈ることにしました。」(クオカード)(30代・既婚)
- 「相手の好みの物に使えるから」(現金)(40代・既婚)
- 「いくらあっても嬉しい物だから」(お米券)(50代・既婚)
< アイスクリーム >を贈った人 n=11
- 「先方が好きだということを知っている いつも送っているものである」(30代・既婚)
- 「有名ホテルのアイスで高級感があったので」(50代・既婚)
< 日用品(洗剤など) >を贈った人 n=11
- 「普段使う物で、相手の好みが分からないが洗剤なら貰ってもそんなに嫌ではないと思った」(20代・既婚)
- 「どこの家庭で使うものだから」(60代・既婚)
< その他の食品 >を贈った人 n=14
- 「調理せずにすぐに食べられるから」(胡麻豆腐の詰め合わせ)(20代・既婚)
- 「美味しい。自分が貰っても嬉しいと思うので」(産地直送のアスパラ)(40代・既婚)
- 「冷凍で届くので食べたい時にいつでも食べられるので」(レトルトパックのうなぎのかば焼き)(50代・既婚)
< その他(食品以外) >を贈った人 n=6
- 「好きなものを選んでもらえる。 好きな時に配達してもらえる」(カタログ)(50代・既婚)
- 「すてきなデザインのものがあったので」(ポロシャツ、扇子)(40代・未婚)
※全員
Q6.お中元について、わからないことや気になること、お悩みなどありましたら、ご自由にお書きください。贈る側・贈られる側、どちらの立場からでも構いません。(自由回答)
お中元についてわからないこと、気になること、悩みなど (回答の一部) N=800
< 贈る側として >
- 「好みがわからないので迷うし、毎年同じものにするのも気が引ける」(20代・既婚)
- 「毎日顔を合わせている上司にお中元は贈るべきなのかどうか判らない。 イメージとしてはそれほど会わない人に贈るものだと思う。」(20代・既婚)
- 「嫁にでたあと実家および離れている義実家におくるべきなのかどうか」(30代・既婚)
- 「先方の好み。一人暮らし用の人に送るもの(金額は5000円と決めていて、選ぶのですが、量が多くなってしまう。少なめの量で、金額も高めなもの5000円の食品があればいいな)」(40代・既婚)
- 「添加物の少ないもの、添加物のないものを探すのが苦労 製品の成分を記載してほしい。」(50代・既婚)
- 「カタログギフトはお中元として一般的なのかどうか知りたいです。お店や広告で見かけますが自分の周りでは使っている人はあまり見かけないので。」(50代・既婚)
- 「子供が独立した夫婦二人の所帯や、独身の年輩の女性に贈るのは何がいいのか。お惣菜の詰め合わせか和洋菓子か?いつも迷ってしまう。」(60代・既婚)
- 「贈られるとお返しをしなくてはいけないからかえって迷惑になりそうで不安。」(20代・未婚)
- 「贈ったことがないので、どういう人に贈るべきなのか分からない(職場でも贈りあっている様子はないので)」(20代・未婚)
- 「毎年ワンパターンで、これで良いものかと悩む」(30代・未婚)
- 「独身女性だけど、この先贈る機会があるのか知りたい。職場で社長あてに届くのは見るけど、個人で贈っている人は誰にどういう立場で贈っているのか?」(30代・未婚)
- 「いつごろ送るのがいいのか?お中元のカタログだと5月ごろから始まっているために疑問に思う。」(40代・未婚)
< 貰う側として >
- 「自分が貰うものが好みのものでない時は、何を基準にこれを選んだのかと気になってしまいます。」(20代・既婚)
- 「先方からあまり好きじゃない同じ物が何年も届き困ってるけど言えない」(40代・既婚)
- 「先方がお中元をやめたがっているような気がするのですが、言い出される気配もなく、こちらからお伺いもできずにいます。」(40代・既婚)
- 「主人の実家に結婚当初にお中元を贈りましたが、気を使わなくて良いからと言われ、ずっと贈らないでいると、今年、かなり久々に贈ってきたのですが、どういう心境の変化なのか、全く、分かりません。」(50代・既婚)
- 「もらったら返さなくてはならない」(50代・既婚)
- 「もらっても困るものをたくさんおくられると処分に困る。果物とか肉とかお菓子など消費期限が短いものは冷凍したり人にあげたりしているが 同じ様なものをたくさんもらう人の身になって贈って欲しい。」(60代・既婚)
- 「親戚が毎年決まった、おいしくないものを送ってくる」(40代・未婚)
< お中元という年中行事そのものについて >
- 「贈ったことも贈られたこともないからお中元の意味すらよくわからない」(20代・既婚)
- 「いつまで続けなければいけないのかウンザリする」(20代・既婚)
- 「こんな制度はやめてしまってもいいと思う」(30代・既婚)
- 「お返しに気を使うので、お互いに贈らないほうがいいと思う。」(50代・既婚)
- 「お相手が止めてくれたらこちらも止めたいが、なかなか言い出しにくい。」(60代・既婚)
- 「面倒なのでやめたいが、言い出せない。」(30代・未婚)
※全員
Q7.あなたのご家庭では、今年、「お歳暮」を贈る予定はございますか。(1つ選択)
■お歳暮を贈る予定の有無 N=800
最後に、今年(2014年)の「お歳暮」を贈る予定があるかどうかをたずねた。「贈る予定がある」と答えた人は37.4%で、45.0%の人が「贈る予定はない」と回答した。「まだわからない」という回答は17.6%。
今年のお中元を贈ったと答えた人と、贈らなかったと答えた人で比較すると、お中元を贈った人の86.8%がお歳暮も贈る予定があると答えており、反対に、お中元を贈らなかった人でお歳暮を贈る予定があると答えた人はわずか7.4%だった。「お中元は贈らないが、お歳暮は贈る」という人は少ないようだ。
<未既婚別/年代×未既婚別>
また、未婚女性と既婚女性とで比較すると、お中元を贈ったかどうか(Q1)と同じく、既婚女性の方が「贈る予定がある」の割合が高いが、それでも48.0%と5割弱にとどまり、お歳暮を贈っている家庭は全体の半数程度と予想される。
さらに年代×未既婚別でも見てみると、既婚女性のうち50代・60代は贈る予定がある人が6割を超えているが、20代では27.0%と3割を下回り、大きな差がついた。一方の未婚女性では、19.7%と約5人に1人が贈る予定が「ある」としており、40代未婚女性の27.0%は、20代既婚女性と同じ割合となっている。
調査結果の引用・転載について
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■お中元を贈ったかどうか N=800 / お中元を贈った件数 n=302
2014年のお中元を贈った人は37.8%で、4割弱という結果となった。贈ったと回答した人にはその件数も聞いたところ、「2件」(30.1%)が最も多く、次いで「1件」(25.2%)、「3件」(19.5%)、「4件」(7.6%)とつづく。「10件以上」と答えた人は3.6%だった。
<未既婚別/年代×未既婚別>
既婚女性と未婚女性で比較してみると、既婚女性では約半数の49.2%が贈ったという結果に。一方、未婚女性では18.7%の人が贈ったと回答している。さらに未既婚と年代でも比べてみたところ、既婚女性の中でも50代と60代は贈っている人の割合が高く、それぞれ6割を超えたが、30代では45.0%、20代と40代では40%を下回っており、40代以前と50代以上で大きな差があることがわかった。
未婚女性はというと、40代では27.0%と約4人に1人が贈っているのに対し、20代では16.0%、30代では13.0%となった。