公開日:2017.02.01
- 食品・飲料
食品の賞味期限・消費期限に関するアンケート調査
【賞味期限切れ】1日過ぎたものなら88.5%、5日なら30.5%が「食べる」
調査概要
調査名 | 食品の賞味期限・消費期限に関するアンケート調査 |
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対象者条件 | 全国20代~50代男女、自宅に冷蔵庫がある方 | ||||||||||||||||||||||||
調査項目 | ・基本属性(性別、年代、居住地、未既婚、職業、冷蔵庫保有状況) ・料理をする頻度(SA) ・賞味期限/消費期限の意識度(SA) ・賞味期限を過ぎた未開封の食品の使用状況(SA) ・消費期限を過ぎた未開封の食品の使用状況(SA) ・賞味期限/消費期限を過ぎた食品の使用における判断要素(MA) ・判断の決定打として最も多い要素(SA) ・食品/食材の管理や保存方法に関する困りごと・悩み(FA) |
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サンプルサイズ | 600ss | ||||||||||||||||||||||||
割付 |
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調査期間 | 2016年12月22日(木)~12月26日(月) | ||||||||||||||||||||||||
調査方法 | インターネット調査(アスマークの自社モニター ) | ||||||||||||||||||||||||
調査機関 | 株式会社アスマーク |
調査対象
性別 n=600 | |
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年代 n=600 | |
居住地 n=600 | |
未既婚 n=600 | |
職業 n=600 | |
冷蔵庫保有状況 n=600 |
※このページでは全体集計のみ掲載しております。
クロス集計(性別/年代別/料理頻度別)はダウンロードデータでご覧いただけます。
Q1. あなたが「料理」をする頻度はどれぐらいですか。(1つ選択)
Q2.「賞味期限」「消費期限」が記載されている食品についてお伺いします。食品を選んだり、購入する際、あなたはこれらの期限をどれぐらい意識していますか。(それぞれ1つずつ選択)
■賞味期限・消費期限いずれも「意識している(計)」が8割 n=600
食品を選んだり購入する際、「賞味期限」「消費期限」をどれぐらい意識しているか答えてもらった。結果は、賞味期限・消費期限のいずれも「意識している(計)」が8割を占め、「意識していない(計)」が約1割となった。細かく見ると、賞味期限は「意識している」が45.8%、「少し意識している」が35.8%であるのに対し、消費期限は「意識している」が51.8%、「少し意識している」が29.0%と、「意識している」の割合がやや高くなっている。
Q3.「賞味期限」を過ぎた未開封の食品を食べる(使う)ことはありますか。
Q4.「消費期限」を過ぎた未開封の食品を食べる(使う)ことはありますか。
期限を過ぎた日数ごとに、最も近いものを1つお選びください。(それぞれ1つずつ選択)
■【賞味期限切れ】1日過ぎたものなら88.5%、5日なら30.5%が「食べる」 n=600
賞味期限を過ぎた未開封の食品がある場合、どうしているのか。1日過ぎたものであれば、88.5%が「食べる」、8.5%が「食べる場合と食べない場合がある」と回答し、合わせて97.0%が食べることがあるという結果になった。過ぎた日数が3日、5日、10日と増えるにつれて「食べる」の割合は58.0%、30.5%、14.7%と下がった。「食べる場合と食べない場合がある」は32.3%、39.0%、31.2%といずれも3割台。賞味期限を10日過ぎても「食べない」は5割強にとどまった。
■【消費期限切れ】1日過ぎたら79.7%、5日過ぎても18.5%が「食べる」 n=600
消費期限では、賞味期限に比べ全体的に「食べない」率が上がるものの、1日であれば79.7%が「食べる」と回答し、「食べない」は1割を下回った。過ぎた日数が3日、5日、10日と増えるにつれて「食べる」の割合は42.7%、18.5%、6.8%と下がるが、「食べる場合と食べない場合がある」も少なくなく、35.2%、34.8%、24.2%とおり、消費期限を10日過ぎた場合でも「食べない」は7割であった。
二つのグラフをまとめて過ぎた日数順に並び替えると、賞味期限と消費期限をある程度は区別して食べる・食べないを判断している状況が窺える。
※期限切れ食品を食べることがある方
Q5.賞味期限・消費期限を過ぎた食品を食べるか(使うか)考えるとき、日付以外では何を参考にしますか。(複数選択可)
また、その中で判断の「決定打」になることが最も多いものを1つお選びください。(1つ選択)
■期限日以外の判断要素として多いのは「におい」「色・見た目」「カビの有無」 n=586
■判断の決定打として最も多いのは「におい」47.2% n=562
期限切れ食品を食べることがある人(600人中586人(97.7%))に、期限日以外にどのような視点でチェックしているのかを答えてもらった。その結果、最も多いのは「におい」で89.2%。次いで、「色・見た目」が85.5%、「カビの有無」が73.4%と、視覚・嗅覚での判断が多かった。他に「味(味見をする)」は47.6%、「過去の経験から」は33.1%、「家族の意見」は23.0%などとなっている。
「日付以外では特にない」と答えた人は4.1%で、ほとんどの人が日付以外の何らかの要素も含めて食べる(使う)かどうか判断していることがわかった。
判断の参考とするもののうち「決定打になることが最も多いもの」としては、「におい」が47.2%で最も多かった。
Q6.食品・食材の管理や保存方法(冷蔵・冷凍・常温は問わず)について、よくわからなくて困ることや、お悩みはありますか。(自由回答)
■食品管理や保存方法に関する困りごと・悩みは「なし」が7割 n=600
ある人の回答は野菜・果物が最も多く、その他に肉、魚、卵、調味料など
食品・食材の管理や保存方法について、よくわらなくて困ることや悩みは「なし」という回答が7割を占めた。ある人の具体的な回答を分類してまとめたところ、「野菜・果物」が62人で最も多く、冷蔵庫に入れた方がよいものとそうでないものの区別について悩む人が目立った。スーパーなどの店頭では、同じ野菜でも冷蔵・常温の両方で陳列されているケースもあり、食材によって、どの保存方法がベストなのかわからないと感じている人もいるようだ。次に「肉・魚」が24人で、こちらは冷凍に関する回答が多かった。他には「卵」が15人、「調味料」が14人、などとなった。少数のものでは、梅干しなどの漬物、小麦粉、麺類、缶詰、米などが挙がった。
実際の回答(一部抜粋) ※【 】内は食品の種類、「 」内は具体的な内容
■野菜、果物
- 【野菜】「期限の記載のないものが多いのでいつまで使えるか分からないこと」(30代/男性)
- 【根菜】「冷蔵庫保存が良いのか、冷暗所で良いのか解らない」(50代/男性)
- 【野菜】「種類によって保存方法が違うので、よくわからないし、面倒くさい」(20代/女性)
- 【葉物野菜】「どうやって保存すれば長持ちするのか」(20代/女性)
- 【りんご】「何かと一緒に保存してはいけない、という組み合わせの話」(30代/女性)
- 【キノコ類 特にシメジ】「冷蔵庫に入れていて日にちが立ってしまったとき、湿った感じでうっすら白いものが出ているとき、これはカビなのかどうか、食べても大丈夫なのかどうか。」(50代/女性)
■肉、魚
- 【肉、魚類】「値引きされた肉、魚類を買って冷凍しているが、どこまで保存が効くのかわからない」(30代/男性)
- 【魚】「切り身などパックに入っていないものを購入した場合、消費期限が分からない」(50代/男性)
- 【肉類】「冷凍方法。解凍した時に汁が出ないでほしい。」(20代/女性)
- 【肉類】「パッケージから取り出して冷凍すると良いと聞いたことがあるのですが、衛生的にどうなのか知りたい。」(30代/女性)
- 【肉類】「冷凍保存しているのに色が変色してくる。」(30代/女性)
■卵、調味料
- 【卵】「保存場所は冷蔵庫のどこがいいのか悩みます」(20代/女性)
- 【卵】「生食の場合の期限が表示されてるが、火を通す時の期限」(40代/女性)
- 【調味料全般(醤油・出汁醤油・ポン酢など)】「開封後はお早めにお使いください等の表示があるが、開封から何日程度持つのか分からない」(20代/男性)
- 【しょうゆ】「冷蔵庫で保管した方がいいのか」(50代/男性)
- 【調味料】「冷蔵しなくて良い物なら冷蔵したくないのだが、判別が難しい」(40代/女性)
■そのほか
- 【ハム ソーセージ】「賞味期限過ぎてても、見た目も味もなんともないので、捨てるべきかどうか、迷う」(50代/女性)
- 【米】「冷蔵庫に入れた方がいいのか、常温で大丈夫なのかがわからない」(40代/女性)
- 【なんでも】「開封後はお早めに→早めって?と思います」(20代/女性)
- 【飲み物】「一度封を開けたら、どれくらい持つか?」(40代/女性)
- 【納豆】「腐ってるかどうか判別できない」(30代/男性)
- 【粉チーズ】「冷蔵庫に入れておいてもカビが生えてしまう。」(50代/男性)
- 【冷凍食品】「開封・未開封で冷凍で霜が付いた時食べるべきか。冷凍なので賞味期限はあまり関係ないといわれるので」(40代/女性)
調査結果の引用・転載について
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■料理をする頻度「ほぼ毎日」が4割、週1日以上は合計7割 n=600
料理をする頻度は、「ほぼ毎日」が41.5%、「週4~5日」が11.0%、「週2~3日」が10.7%、「週1日」が8.0%で、週1日以上料理をする人が7割を占めた。「まったくしない」と答えた人は15.5%だった。
男女別では、女性では「ほぼ毎日」が66.3%と3人に2人を締め、「まったくしない」人は5.0%であった。