公開日:2024.05.31
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若者とシニアに関するアンケート調査
若者とシニアの間では苦手なもののイメージには差があり、仲良くなりたいという気持ちはあるものの、実際の対象が身近にないことが共通している。
< TOPICS >
- 若者、シニア共に貯金・貯蓄額は「50万円未満」が1位
- 対人関係の中で若者はシニアが「人に注意をすること」を苦手ではないと思っていたが、実際はシニアの約40%が苦手と回答
- お互いに仲良くしたいかについては、若者・シニア共に「相手からくるようであれば仲良くする」
- 実際に仲良くできているかでは、若者・シニア共に「身近に対象の人がいない」と「自分は仲良くできていると思っている」が同程度の回答
調査概要
調査名 | 若者とシニアに関するアンケート調査 |
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対象者条件 | 【性別】男女 【年齢】15~34歳、60歳以上 【地域】全国 |
調査項目 | 【本調査】 ・自身の貯金、貯蓄額 ・老後資金をどの程度貯めたいか、貯めているか ・自身の趣味 ・ライフスタイルで苦手なこと ・対人関係で苦手なこと ・何歳からが老人か ・理想の老後の過ごし方 ・(34歳以下)シニアのイメージ (60歳以上)若者のイメージ ・(34歳以下)シニアが貯めてそうな貯金額 (60歳以上)若者が貯めてそうな貯金額 ・(34歳以下)シニアが趣味にしてそうなこと (60歳以上)若者が趣味にしてそうなこと ・(34歳以下)シニアがライフスタイルで苦手そうなこと (60歳以上)若者がライフスタイルで苦手そうなこと ・(34歳以下)シニアが対人関係で苦手そうなこと (60歳以上)若者が対人関係で苦手そうなこと ・(34歳以下)シニアと仲良くしたいか (60歳以上)若者と仲良くしたいか ・実際にはどの程度仲良くできているか |
サンプルサイズ | 800サンプル |
割付 | 15~34歳(若者)の男女、60歳以上(シニア)の男女均等 |
調査期間 | 2024年5月9日(木)~5月10日(金) |
調査方法 | Webアンケート |
調査機関 | 株式会社アスマーク |
貯金・貯蓄額
Q1.ご自身の貯金・貯蓄額をお知らせください。(1つ選択)
Q10.あなたの思う、シニアが貯めているであろう貯金・貯蓄額をお知らせください。
あなたの思う、若者が貯めているであろう貯金・貯蓄額をお知らせください。(1つ選択)
実際の貯金・貯蓄額とどの程度差がある?
若者の実際の貯金・貯蓄額は、1位50万円未満(33.3%)、2位300~500万円未満(13.8%)、3位100~200万円未満(12%)となり、シニアの実際の貯金・貯蓄額は1位50万円未満(17.3%)、2位3000万円以上(16.3%)、3位1000~2000万円未満(13.3%)となり、どちらの世代も1位は50万円未満であった。
若者、シニア、どちらも50万円未満の割合が、イメージよりも実際は高くなっていた。
ライフスタイルの中で苦手なもの
Q5.ライフスタイルの中で、あなたが苦手なことを全てお知らせください。(複数選択可)
Q12.ライフスタイルの中で、あなたが思う、シニアが苦手そうなものをお知らせください。
ライフスタイルの中で、あなたが思う、若者が苦手そうなものをお知らせください。(複数選択可)
どのようなことが苦手?
若者の半数が「シニアはオンラインショッピングが苦手」と思っていたが、実際に苦手と答えたシニアは7.3%だった。シニアの60%以上が「若者は早起きが苦手」と思っているが、実際は30%程度の人が苦手と回答するにとどまった。
対人関係の中で苦手なもの
Q6.対人関係で、あなたが苦手なことを全てお知らせください。(複数選択可)
Q13.対人関係の中で、あなたが思う、シニアが苦手そうなものをお知らせください。
対人関係の中で、あなたが思う、若者が苦手そうなものをお知らせください。(複数選択可)
どのようなことが苦手?
実際に苦手だと回答するものは、若者もシニアも大きな差はなく、年齢による大きな差は出にくいことがわかった。
一方でシニアが若者は「人に合わせることが苦手」と43.5%の方が思っているが、実際は15.5%とイメージと差が開いた。
若者はシニアが「人に注意をすること」は5.3%と苦手ではないものと思っていたが、実際は37.5%の方が苦手と回答しており、ここもイメージとの差が開いていた。
両世代で仲良くしたいか
Q14.あなたはシニアとどの程度仲良くしたいと思っていますか。/あなたは若者とどの程度仲良くしたいと思っていますか。(1つ選択)
年の離れた相手と仲良くしたい?
若者、シニア共に約半数が「相手からくるようであれば仲良くする」と回答。
一方で若者・男性は10%程度がシニアに対し「絶対に仲良くしたくない」と回答しているが、反してシニア・男性は約40%が若者に対し「できれば仲良くしたい」と回答しており、男性は年齢で差が出ることがわかった。
両世代間で仲良くできているか
Q15.あなたは実際にシニアとどの程度仲良くできていますか。/あなたは実際に若者とどの程度仲良くできていますか。(1つ選択)
実際はどの程度仲が良い?
実際の仲の良さについては、若者・シニア共に30%以上が「身近に対象の人がいない」と回答しているが、同程度の割合で「自分は仲良くできていると思っている」と回答している人もいる。
調査結果の引用・転載について
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1970年代から少子高齢化といわれていますが、現在、高齢者といわれる方の人口比率は2023年に29.1%となりました。一方で15歳未満の人口比率は11.4%となり、その差は年々開いています(引用:統計局による2023年9月の人口推計)。
大きく年齢差もある世代ですが、若者とシニアはお互いにどのようなイメージを持っているのでしょうか。
そしてそのイメージは実際の若者・シニアとどの程度合致している、または差があるのでしょうか。
今回は若者世代(15~34歳)とシニア世代(60歳以上)へご自身のことと、お互いにどのようなイメージなどを持っているのかを調査しました。年齢差がある中で「仲良くしたい」と思っているのかどうかなども聴取しています。