公開日:2019.10.28
- 食品・飲料
プロテインに関するアンケート調査
プロテインの使用経験者は3割半ば、うち4割が離反、美味しさの追求と価格設定の見直しが課題
< TOPICS >
- プロテインの使用経験者は3割半ば、うち4割が離反
- 美味しさの追求と価格設定の見直しが課題
- 価格の高さとプロ向けというイメージがネックに
プロテイン使用状況
SC4-1.今までに使用したことがあるプロテイン(複数選択可)/ SC4-2.現在使用中のプロテイン(複数選択可)
使用経験者は3割半ば、うち4割が離反
週1回以上運動している人でも、使用経験率は5割程度にとどまる。また、使用経験者の中でも、継続使用者は6割程度であることから、興味はあるが、男性向きであるというイメージがトライアルバリアとなり、価格などが継続バリアとなっているのではないかと考えられる。
プロテインに満足していること
Q4.あなたが「プロテイン」に求めていることのうち、満足していることは何ですか。(複数選択可)
美味しさの追求と価格設定の見直しが課題
求める度合いと満足度合いの関係をみると、「たんぱく質を補える」「手軽さ」など機能面についてはいずれも高く、満足の源泉となっている。一方、「美味しさ」 「安心できる品質」「継続しやすい価格」はいずれも求める度合いは高いが、満足度合いは2割未満にとどまったことから、今後の課題であると言える。
プロテイン非使用理由
Q5.あなたがプロテインを使用していない理由として、あてはまるものをすべてお答えください。(複数選択可)
価格の高さとプロ向けというイメージがネックに
非使用の理由としては、週1回以上運動している人とそれ未満の人で、イメージに大きな違いはみられない。「価格が高いと思うから」が突出して高く、次いで「効果がよくわからない」「厳しいトレーニングをしている人が飲むものという印象があるから」も高いことから、プロ向けと一般向けで棲み分けた機能訴求が必要だといえる。
調査概要
調査名 | プロテインに関するアンケート調査 |
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対象者条件 | 【性別】 男女 【年齢】 20~60代 【地域】 全国 【本調査対象条件】プロテイン認知者 |
調査項目 |
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サンプル数 | 【スクリーニング】 1000ss(性年代均等割付) 【本調査】 ① 運動週1回以上・プロテイン現使用:200ss ② 運動週1回以上・プロテイン現非使用:200ss ③ 運動週1回未満(不定期実施者・非実施者を含む):400ss |
調査期間 | 2019年8月30日(金)~2019年9月3日(火) |
調査方法 | インターネット調査 |
調査機関 | 株式会社アスマーク |
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昨今、栄養補助食やサプリメント界隈において「プロテイン」が存在感を増してきており、売り場でも目にする機会が増えました。
一般的には運動・スポーツを積極的に行う生活者やアスリート向けというイメージのある成分ですが、その影響は一般の食品にも及びつつあります。
そこで今回は、運動習慣やプロテインの使用状況・満足点といった調査項目から、プロテイン摂取の実態を探ると共に、運動非実施者やプロテイン未使用者の需要についても考察します。