モナディックテストと直接比較テストの2つの方法をご紹介します。調査目的やどんな結果が必要かに応じてどちらの方法がよいかを選びます。
モナディックテストは、どの対象者も1製品だけをテストする方式です。3製品がある場合は3つのグループを設定します。それぞれのグループが1製品をテストして評価をとります。製品の評価の優劣は、そのグループ間の評価結果を比較することで行います。
1グループ(1製品)100サンプルとすると、300サンプル必要となります。また、グループ間の結果を比較するために、マッチド・サンプルを組む必要がありますマッチド・サンプルは、グループ間の対象者属性を同質にするものです。
性別、年齢、職業、居住エリア、商品使用状況など基本属性として、その基本属性の構成比が同一になるように設定します。マッチド・サンプルを設計する理由は、調査結果がグループ間のサンプル構成比の違いによる影響を除外するためです。
ここでは、直接比較テストの中でも代表的なシークエンシャルモナディックテストをご紹介します。シークエンシャルモナディックテストは、1人の対象者が複数の製品の評価を行うものです。1製品ずつ絶対評価を行い、その後比較評価を行います。
複数の製品を評価するため、先にテストした製品の評価が、後の製品の評価に影響しやすくなります。順序効果を排除するため、提示順はローテーションを組みます。3製品の場合は、6通りとなりますが、最低でも3通り(3グループ)必要になります。100サンプルとすると、300サンプル必要となります。
より厳密にするため6グループ設定すると、600サンプル必要となります。この場合も、各グループはマッチド・サンプルを組む必要があります。
ホームユーステスト
ホームユーステストとは、新商品や改良品のサンプルを調査対象者の自宅に送付し、普段の生活の中で、一定期間、試飲・試食または試用してもらい、アンケートでその評価を得る調査手法です。
製品を実際に試してもらう調査としては、会場調査(CLT)と並ぶ代表的な調査手法です。
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アンケートにおける5段階評価(リッカート尺度)の活用方法
リッカート尺度は、最も代表的なアンケート設計のひとつです。
● 広告効果測定調査 【広告評価】
● ブランド認知度調査 【ブランド好感度】
● 企業イメージ調査 【認知企業イメージ】
● パッケージ評価 【パッケージイメージ】
● 顧客満足度調査 【NPS(推奨度)】
このような、あらゆる目的のアンケート調査でリッカート尺度が使われています。リッカート尺度を採用する判断基準は、回答者の深い考察が必要かどうかです。
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