電動キックボードの利用経験者は全体の1割に留まる結果に

日常のちょっとした疑問を独自のミニリサーチ形式にて発信していく「Smart research」
今回は電動キックボードに関する調査を実施しました。

経験者・未経験者共に過半数が電動キックボードを危険視

 

電動キックボードは、手軽さと環境性能を兼ね備えた新しいモビリティとして、都市部を中心に注目を集めています。コンパクトで使いやすいこの移動手段は、短距離の移動や公共交通機関との組み合わせに最適で、交通の選択肢を広げる存在です。さらに、脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環として、電動キックボードは持続可能なモビリティとしての役割も期待されています。一方で、安全性や法整備に関する課題もあり、社会に根付くための調整が進められています。今回は、そんな電動キックボードに関する調査を行いました。

まず、電動キックボードの利用経験について調べたところ、全体の9割が「利用したことがない」と回答しました。これにより、電動キックボードはまだ一般的な交通手段として広く普及しているとは言い難い状況であることが分かります。一方、利用経験がある人の利用回数の結果として、1回利用したことがあると回答した人は約3%でした。そして、2回以上利用したことがある人は約7%でした。このことから、一定数のリピーター層が存在することが伺えます。

次に、電動キックボードの利用経験がある人に対して、その危険度について尋ねたところ、約66%の人が「危険だと感じている」と回答しました。実際に電動キックボードを使用した人の多くが、安全面に対して一定の不安を抱いている傾向にあります。一方で、「危険ではない」と回答した人は全体の約16%でした。

そして、電動キックボードを利用したことがないと回答した人に対しても同様に、危険度を尋ねました。その結果、約78%の人が「危険だ」と回答しており、利用経験のある人に比べて危険意識がやや高い傾向がみられました。

電動キックボードの全体的な利用率はまだ低いものの、一定数のリピーターが存在しそうなことが分かりました。また、危険性に対する認識について、経験者も未経験者も半数以上が「危険」と感じていますが、「とても危険である」のみフォーカスすると、経験者では約9%、未経験者では約34%と25ptの差が生じており、今後利用者の増加などによって、意識の変化が起こる可能性がありそうです。本調査が、電動キックボードの利用や運用を検討されている方の参考になれば幸いです。

 
 



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調査名 電動キックボードに関する調査
対象者条件 【性 別】男女
【年 齢】20代~50代
【地 域】全国
サンプルサイズ 320サンプル(一部:32・288サンプル)
調査期間 2024年10月1日(火)~10月2日(水)
調査方法 Webアンケート
調査機関 株式会社アスマーク