市販薬で需要1位は「風邪薬」

日常のちょっとした疑問を独自のミニリサーチ形式にて発信していく「Smart research」
今回は市販薬に関する調査を実施しました。

市販薬の購入頻度が少ない理由「病院や医院で薬を処方」が約3割

 


日常生活の中で、体調不良時に頼る手段のひとつとして市販薬が挙げられます。市販薬は手軽に購入できる利便性がある一方で、購入頻度や選ばれる薬の種類には個人差があると考えられます。そこで今回、どの程度の頻度で市販薬を購入しているのか、また購入される医薬品の種類や購入が少ない/購入をしない理由について調査を実施しました。

まず、市販薬の購入頻度について調査したところ、回答にばらつきが見られたものの「1か月に1回以上~半年に1回程度」の頻度で購入する層が全体の半数を占める結果となりました。中でも、「3~4か月に1回程度」購入する人の割合が最も高いことがわかりました。一方で、市販薬をほとんど購入しない層も一定数存在することが確認されました。

次に、「1年に1回以上」市販薬を購入する方を対象に、購入する医薬品の種類について調査しました。その結果、71.4%の人が「解熱鎮痛剤(風邪薬)」を購入していることが判明しました。そして、よく購入している市販薬として、「目薬(38.3%)」、「胃腸薬(23.5%)」、「アレルギー薬(19.9%)」が続きます。風邪薬や目薬は1年を通して、適度に必要になることが想像でき、胃腸薬やアレルギー薬は都度(例えば、何かのストレス時や飲み会、季節など)購入することが想像できると思うので、とても納得感がある結果と考えています。

さらに、購入頻度が1年に1回未満または購入しない方を対象に、その理由を調査しました。その結果、「あまり体調不良にならない」(37.9%)という理由を除くと、主な理由として「病院や医院で薬を処方してもらう」という回答が27.4%と、多くを占める結果となりました。

これらの結果から、市販薬の購入頻度として、「1か月に1回以上~半年に1回程度」の頻度で購入する層が全体の半数を占めることが分かれることがわかりました。「1年に1回以上」市販薬を購入する層では、特に「解熱鎮痛剤(風邪薬)」の需要が高い傾向が見られました。一方、購入頻度が1年に1回未満または購入しない層では、その理由として、そもそもあまり体調不良にならないことや、処方薬の利用が多い傾向が見られました。

今回の調査結果が、今後の市販薬の商品開発やマーケティング戦略の参考になれば幸いです。

 
 



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調査名 市販薬に関する調査
対象者条件 【性 別】男女
【年 齢】20代~50代
【地 域】全国
サンプルサイズ 320サンプル(一部:196・124サンプル)
調査期間 2024年10月1日(火)~10月2日(水)
調査方法 Webアンケート
調査機関 株式会社アスマーク