約7割が年金受給額「期待できない」と回答

日常のちょっとした疑問を独自のミニリサーチ形式にて発信していく「Smart research」
今回は「年金」について調査しました。

老後の資金「2000万円以上を用意予定」3割

 

 

 
 
度々話題に上がる年金問題。
最近も年金納付期間が60歳から65歳まで延長される可能性があることが話題となっていました。
そこで今回は年金受給に対する世間の声を聴取する目的で自社モニターへアンケートを実施しました。
 
まず将来の年金受給額に対する期待値を伺ったところ、十分な額を期待している方は約4%、最低限の額を期待している方は約23%、
その他の70%を上回る方が金額的に厳しい・全く期待しないと回答しました。
年金への期待値が非常に低いのが現状です。
 
次に将来の老後資金の対策を伺ったところ、約7割の方が何かしらの対策を行っており、その中でも最も多かったのが「iDeCoやNISA等の資産運用」となりました。
特にここ最近では新NISAの報道も過熱していたため、その宣伝効果が垣間見える結果となりました。
 
また、老後資金の準備予定額を確認したところ、「準備予定はない・分からない」が最も多いことが分かりました。
老後のイメージがまだ漠然としている方も多いのかもしれません。
さらに「老後2,000万円問題」が大きく取り上げられたこともありましたが、その金額を準備する予定の方は約3割にとどまり、老後資金への準備不足が懸念されます。
 
多くの方が年金に不安を抱きつつも、対策を講じていない方やカバーするための自己資金の準備が不十分な状況です。
年金制度の信頼回復も十分にしてほしいところですが、個々が老後資金を確保するための計画や知識の普及が必要不可欠と言えるでしょう。
国民が安心して老後を迎えられる社会の構築を政府にはもっと取り組んでほしいものです。
 
 

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調査名
年金に関する調査
対象者条件
【性 別】男女
【年 齢】20代~50代
【地 域】全国
サンプルサイズ
計320サンプル
調査期間
2024年3月21日(木)~3月22日(金)
調査方法
Webアンケート
調査機関
株式会社アスマーク